Tyler, The Creator が英国への入国禁止についてコメント

ニュージーランド、オーストラリアに続きイギリスでの全公演もキャンセル

ミュージック
12,012 Hypes

過去に書いた歌詞が人道的に不適切だという理由で英国から入国を拒否され、現地で予定されていたイベントやステージをキャンセルすることになった「Tyler, The Creator」が、『The Guardian』のインタビューで胸中を語った。問題だとされている歌詞は、アルバム“Bastard (2009)”と“Goblin (2011)”に収録されているものだが、これに対し、歌詞を書いたのはアーティストとしての自分で、彼自身の人間性を反映させるものではないと語っている。彼は昨年ニュージーランドからも作品の倫理上の理由により入国拒否、今年のオーストラリア公演もフェミニスト団体『Collective Shout』の抗議により公演を中止しており、今回のイギリスの対応はそういった他国の動きに便乗しているに過ぎないと話している。以下はコメントの一部だ。インタビュー全文はこちら


ラップミュージックへの検閲にはアメリカ国内外で長い歴史があるけれど。

例えば今後5年間に音楽を作っていくやつらも入国拒否されるのか?じゃあなぜ小説家やライターは入国拒否されないんだ?作品の中でレイプや殺人や洗脳や妨害行為をしてるだろ? イギリスにはネオナチスみたいなやつらがいるんだ。そいつらがカギ十字を掲げて非道徳的な思想をプロモーションしながら道を練り歩いてるのに、ただのラップの歌詞ごときで俺はその国に入るなって言われたんだ。

オーストラリアでの一件と今回の件は関係があると思う?

イギリスは便乗してるんだ。オーストラリアの件があったから自分たちもそうしなきゃと思ったんじゃないか?少なくとも俺にはそう思える。わからないけど。いきなりすぎるだろ。今年の5月にもロンドンにいたのに、数ヶ月後に “えーと、君の何年も前の音楽を突然調査したんだけど、君は入国できないね” って。何なんだよ?

書面のどこに5年間入国できないと書いてあるの?

“法的な権利のもと機関の決定に異議を申し立てることはできないが、この決定は3年から5年ごとに見直される”って書いてあるよ。《Smuckers》で、“They say I’m nutty, I’m picnic basket, one short of a sandwich of peanut butter … I got banned from New Zealand, Whitey had called me a terrorist … and goddammit I couldn’t believe it. Ban the kid from the country, I never fall, never timber but you fucked up as a parent, your child’s idol’s a nigga.”ってラップしてるんだけど、今の状況にだいぶリンクしてるよ。

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