タイラー・ザ・クリエイターの約8年ぶりとなる来日公演をレポート
彼らしい熱狂的な一夜をレポート形式でお届け
9月9日(火)〜10日(水)の2日間で『有明アリーナ』にて開催された、タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator)の8年ぶりの単独来日公演 “TYLER,THE CREATOR CHROMAKOPIA: THE WORLD TOUR”。本稿では、そんな同公演の1日目の様子を捉えたレポートをお届けする。
ここ数日間の東京はまさに“タイラーウィーク”で、彼の主催するブランド〈GOLF le FLEUR*(ゴルフ ラ フレール)〉の日本ローンチにあわせた『DOVER STREET MARKET GINZA』でのプレ・ローンチイベント、『ハラカド』7階のイベントスペース「701」でのポップアップイベント “DON’T TAP THE GLASS POP-UP STORE”など、街中で本公演への期待を高めるイベントが開催された。
この会場で印象的だったのは、各所でも言われていたがやはり年齢層の幅広さと、各々の個性を感じられる来場者のスタイリング。本公演のグッズを取り入れたタイラー愛を感じられるスタイルから、〈GOLF WANG(ゴルフ ワン)〉〈GOLF le FLEUR*(ゴルフ ラ フルール)〉のアイテムをミックスしたスタイル、彼の普段のトラッドかつ遊び心のあるスタイリングをサンプリングしたスタイルまで、ライブ開始前から心躍る風景が会場中に広がっていた。
まず、サポートアクトとして登場したのは、LA出身のデュオ PARIS TEXAS(パリス・テキサス)。彼らは、2023年に予定していた公演がキャンセルになって以来、今回が待望の初来日に。PARIS TEXASのライブは約30分間、短い時間ながらもその力強く独創的なパフォーマンスで彼らの世界観に観客を巻き込み、会場の熱量を引き上げた。
その後休憩を挟み、満を辞してステージにタイラーが登場。7月に発表されたばかりの最新アルバム『DON’T TAP THE GLASS』より“Big Poe”でスタートを切り、続いて“Sugar On My Tongue”を披露。ライブ開始早々大胆なダンスパフォーマンスで観客を盛り上げた。その後、本公演名にも記されている『CHROMAKOPIA』よりキャッチーな“St.Chroma”を披露。この曲では、会場が一体となって大合唱する姿が特に記憶に残った。続いて同アルバムより“Rah Tah Tah” “Noid”を歌い上げると、次の“Darling, I”の冒頭では「東京 こんにちは ありがとう」と日本語で挨拶し、久方ぶりの来日公演ができることへの喜びを語った。また、2019年の『IGOR』からは名曲 “EARFQUAKE”と“ARE WE STILL FRIEND?”を2曲続けてお披露目。“EARFQUAKE”では、バックのスクリーンにランダムで観客の姿が映し出されており、会場中がどれだけこの日を待ち侘びていたのかが感じ取れた。中盤には、デビュースタジオアルバム『GOBLIN』から“She”を、『Wolf』からは“Tamale” “IFHY”を、『CALL ME IF YOU GET LOST: The Estate Sale』より人気曲となる“DOGTOOTH”や“WUSYANAME”などをセレクト。そして終盤、照明が暗くなると“Like Him”が流れ、洗練された歌声を会場に響き渡らせた。本曲後半の映画のクライマックスかのような演出には、胸を打たれた観客も少なくなかっただろう。ラスト2曲には、“See You Again”と“NEW MAGIC WAND”を歌い、最後の最後まで彼らしいステージセットで1日目を終えた。
タイラーが創り上げた熱狂的なその一夜の全貌は、上のスライドと下記の投稿よりチェックしよう。また、両日のセットリストも各ストリーミングサービスにて公開中なので、こちらから確認してみてほしい。






















