Interviews:Hiroshi Fujiwara リリースが発表されたNikeとのコラボ最新作とその想い
リリースの度に世界中から大注目を浴びる〈fragment design〉の「藤原ヒロシ」氏と〈Nike〉のコラボレーション。ハイブリットなシルエットに創り上げた「Nike Roshe LD-1000





リリースの度に世界中から大注目を浴びる〈fragment design〉の「藤原ヒロシ」氏と〈Nike〉のコラボレーション。ハイブリットなシルエットに創り上げた「Nike Roshe LD-1000 SP / fragment」が、『the POOL aoyama』を皮切りに2014年11月1日(土)から発売される。さらに、Nike Sock Dart とNike Air Jordan 1も年内に展開されることが発表された。今回のコラボにおいて藤原氏のこだわりとは何か? 藤原氏に直接、話を伺った。
– まず、「Nike Roshe LD-1000 SP / fragment」について聞かせてください。どうしてシューズの色をネイビーにしたのでしょうか?
基本的に紺色の靴が好きなんです。皮の紺はあまり履かないですが……それで今回は、好きな紺色をベースにしてみました。
– こだわった部分を教えてください。
デザインはなるべくオリジナルのものに従って、そこに自身のオリジナリティを出すように工夫しました。
– 今回の3型の中で、一番思い入れの強いモデルはどれですか?
Sock Dartですね。僕にとっては幻のアイテムで、やっとコラボができて嬉しい。初めてオレゴンのNike本社に行ったとき、まだできていないサンプルのSock Dartを見て驚いたんです。靴下にソールをくっつけるという発想がおもしろいですよね。初めて見たのはもう15年前にもなる話ですが、今見ても近代的なデザインだと思います。フューチャリスティックなデザインのものって、履きたいけど履けないものが多い。でも、Sock Dartは実用的でもあったので、実際、毎年夏に愛用しています。5色持っていますよ。
– Air Jordan 1はどうですか?
Jordanでもなにかやろうという話はあったので、それなら昔からよく履いているAir Jordan 1がいいなと思ってやりました。素材もオリジナルに近いものでできるということだったので。つま先が黒い通称「ブラックトゥ」が流行っていたので、ひょっとするとブラック×ブルーも存在するのでは? という自分自身の都市伝説なようなものを描いて、そこから今回のシューズができました。数ある好きなモデルのひとつですし、オリジナルにもありそうでなかった色の組み合わせが完成したので、出来上がりにもとても満足しています。
– 今後のコラボの予定について。
来年、また新しいものは発表する予定です。復刻するだけでなく、そこに自身のオリジナリティを加えられるのが楽しいですね。