巨大な頭骨彫刻が迎える Jacques Marie Mage のニューヨーク新ギャラリー
狼、バイソン、鷲の頭骨彫刻を内装に採用。〈Jacques Marie Mage〉がニューヨーク・ソーホーに初のギャラリー『Wooster–New York Gallery』をオープンした
ロサンゼルス発のラグジュアリーアイウェアブランド〈Jacques Marie Mage(ジャック・マリー・マージュ)が、ニューヨークにブランド初のギャラリー『Wooster–New York Gallery』をオープンした(※〈Jacques Marie Mage〉はショップをギャラリーと呼ぶ)。場所はソーホー中心部の140 Wooster Street。約2,100平方フィート(約195平方メートル)に及ぶ2フロア構成の空間では、ブランドを象徴する限定生産アイウェアをはじめ、レザーグッズやジュエリー、ブランドが蒐集したアートオブジェや希少な収集品が展開される。
本ギャラリーは、フランス人建築家・インテリアデザイナーのジャック・ガルシア(Jacques Garcia)と協業して構想されたもの。未来的な都市像を描くアールデコ的な美学と、野生への根源的な憧れを共存させた空間デザインが特徴だ。〈Jacques Marie Mage〉創設者兼クリエイティブディレクターのジェローム・マージュ(Jerome Mage)は、「ニューヨークという未来都市のビジョンと、同時代に生まれたアメリカのナショナルパーク運動。このふたつの思想をひとつの空間で対話させたかった」と語る。
空間内でひときわ存在感を放つのが、フランス人アーティスト カンタン・ガレル(Quentin Garel)による巨大な頭骨彫刻だ。狼、バイソン、鷲というアメリカ西部を象徴する動物たちがモチーフとなっており、エキゾチックウッドや鏡面素材を多用した洗練されたインテリアとのコントラストを生み出している。そして、2階へのアプローチも印象的だ。来場者は狼の巨大な頭骨彫刻が開いた顎の間を通り抜けることで上階へと導かれる。そこには特別コレクション Collections Spéciales、限定エディション Éditions Spéciales、そしてメイド・トゥ・メジャーサービスが用意されている。
ジェローム・マージュは、ガレルの作品について「本来は骨や骸骨という生々しい存在でありながら、この空間の中では装飾品や記憶の品のような気品と儚さを帯びて見える」と説明する。野生の脆さや自然保護の重要性を想起させると同時に、ラグジュアリーな空間へ重厚感を与える存在として機能しているという。
ソーホーに誕生した『Wooster–New York Gallery』は、〈Jacques Marie Mage〉が世界各地で展開するギャラリープログラムの最新拠点として位置づけられる。ブランドのクラフツマンシップや文化的背景を体感できるだけでなく、建築、アート、人類学的視点を融合した没入型の空間体験を提供する場所となりそう。ニューヨークへ訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみよう。
Wooster–New York Gallery
住所:140 Wooster Street, New York, NY 10012





















