『Disney+』が『ザ・ビートルズ・アンソロジー』リマスター版の公式予告編を公開

『Disney+』が、1995年にITVで初放送された伝説のドキュメンタリーシリーズ『ザ・ビートルズ・アンソロジー』のリマスター&拡張版となる公式予告編を公開した。半世紀以上にわたって語り継がれてきたバンド史の決定版とも言える作品が、現代的なクオリティと新たな視点をまとって再び登場する。

『ザ・ビートルズ・アンソロジー』は、ナレーション主体の従来型ドキュメンタリーとは一線を画し、ジョン・レノン（John Lennon）、ポール・マッカートニー（Paul McCartney）、ジョージ・ハリスン（George Harrison）、リンゴ・スター（Ringo Starr）の4人が自らの言葉で複雑な歴史を語るという革新的な手法で制作された作品だ。彼らの歩みを内部から捉えたこのアプローチは、多くの視聴者に新鮮な驚きを与え、のちに新たな世代のファンをも巻き込みながら、バンドの音楽と物語への再評価を強力に後押しした。

リバプールとハンブルクでの原点から世界的熱狂の中心へと駆け上がるビートルズの軌跡を辿る。ビートルマニアという言葉を生んだ世界規模のフィーバー、アメリカ上陸の衝撃、1960年代カウンターカルチャーの象徴としての存在感、インドでの精神的探求、そして解散へと向かうドラマまで、時代を横断する無数の物語が詰め込まれている。すべての中心には、常に音楽があったということを改めて思い出させてくれるシリーズだ。

そして今回、新たに追加される第9話では、これまで未公開だった制作舞台裏の映像をもとに再構成。オリジナルシリーズの制作期にポール、ジョージ、リンゴが再び一堂に集まった際の貴重な記録も収録され、ビートルズの歴史に新たな視点をもたらす内容となっている。

『ザ・ビートルズ・アンソロジー』のリマスター版は、11月26日（水）より『Disney+』にて公開。