“KAWS:HOLIDAY” がアブダビに上陸

香港を拠点とするクリエイティブスタジオ「All Rights Reserved（オールライツリザーブド）」とのチームアップのもと、現代アーティスト KAWS（カウズ）のシグネチャーである“XX”の目をしたキャラクター COMPANIONが世界中を旅するという巨大アートプロジェクト “KAWS:HOLIDAY（カウズ:ホリデイ）”がついに中東へ。アブダビのスーク・アル・ミナ（Souq Al Mina）を舞台に最新インスタレーションが公開された。本作は、アブダビで開催されるライトアート展 「Manar Abu Dhabi」の中核作品として展示されている。

今回登場したのは、KAWSの代表的キャラクター COMPANIONを巨大スケールで立体化したもの。静かに横たわり、空を見上げながら発光する月を抱く姿 は、光・スケール・想像力といったテーマを象徴。超近代都市アブダビと広大な砂漠の空が交わるような、スピリチュアルで幻想的な世界観を生み出している。

展示期間は 2025年11月15日（土）から2026年1月4日（日）まで。住民から観光客まで、約2カ月にわたり作品を体験できる。これまで“KAWS:HOLIDAY”は日本の『ふもとっぱらキャンプ場』や香港・ビクトリアハーバーなど世界各地を巡ってきたが、アブダビでの展示はその中でもひときわ“光”に焦点を当てた意欲作だ。

KAWSならではの遊び心と親しみやすさあふれる美学と、アブダビの公共アートを推進する都市ビジョンが融合した今回のインスタレーションは、公開直後から都市の新たなカルチャーランドマークとして注目を集めている。