swatch から VERDY のシグネチャー要素を盛り込んだコラボコレクションが発売
VERDY本人の言葉で今回のコラボレーションについて説明してもらった








日本でも安定した人気を誇るスイスの老舗時計メーカー〈swatch(スウォッチ)〉が、VERDY(ヴェルディ)とのコラボコレクションを発表。イタリアの現代美術展「Biennale Arte 2024」にて、高さ4メートルの立体とブロンズカラーのウォッチは既にお披露目されていたが、今回新たに4モデルがリリースとなる。
“swatch x VERDYコレクション”には、41mmのNEW GENT BIOSOURCEDモデルを採用した“VICK BY VERDY”、“VISTY BY VERDY”、“WASTED YOUTH BY VERDY(各15,950円)”および、34mmのクラシックなGENTモデルを用いた“GIRLS DON’T CRY BY VERDY(14,300円/税込)”がラインアップ。プロダクト名通り、VERDYを代表するキャラクターであるVICKとVISTY、自身のプロジェクトである〈Wasted Youth(ウェイステッド ユース)〉と〈Girls Don’t Cry(ガールズ ドント クライ)〉を大々的にフィーチャーしたモデルとなる。
『Hypebeast』編集部では、本コレクションの発売に先駆け、VERDYにミニインタビューを実施。VERDY本人の言葉で今回のコラボレーションについて説明してもらった。
Hypebeast : コラボの経緯は?
1年前くらいにswatchからオファーをいただきました。もともとswatchは好きなブランドだったんです。自分も子供の頃から付けていたし。カルチャーとの関係性も深いですよね。キース・ヘリング(Keith Haring)だったり、クリスチャン・ホソイ(Christian Hosoi)が2個付けしてたりとか。アーティストコラボも多いし、去年であればジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)もありました。あとは、ザ・シンプソンズ、スヌーピー、ミッキーなどのキャラクターものもいろいろやっているので、自分との相性もすごい良さそうと思い、オファーをいただいたタイミングで、どういったものが作れるか想像が付きました。
時計を作るのは何回目ですか?
市販されなかったものを含めると、今回が3回目になりますね。
時計を作る上で、他のプロダクトと比較してなんか楽しい部分だったり、逆に難しい部分とかありますか?
swatchに関して言うと、他のプロダクトとほぼ一緒なんですよね。なぜかというと、制約なくどこにでもプリントできるんです。普通だと「ここにはプリントできない」といったルールがあるのですが、swatchは過去に多くのアーティストがさまざまな取り組みを行なってきたので、大体のことはできますね。デザインする上では、文字盤が丸いので、缶バッジとかに近い気はします。時計というか、円形として成立するようにデザインしました。
なるほど。形以外は以外はかなり自由度が高いということですね。ぱっと見た時にGirls Don’t Cryモデルが印象的だったのですが、スケルトンにした理由はありますか?
確かに赤いイメージが強いですもんね。でも、妻にプレゼントするものとして考えてるから、あまり派手にならずに、シンプルで付けやすくて、少し可愛いぐらいがちょうどいいかなって。あと、透明のswatchって実は結構あって、1つは透明のモデルを作りたかったのも理由です。
その他こだわった点は?
ブラックのVICK BY VERDYに関しては、文字盤が“X”になっているハードコアの時計を意識して作りました。それをアナーキーの“A”に変えた自分バージョン的な。VISTY BY VERDYは子供が着けるようなイメージで、いつも通りカラフルに仕上げました。WASTED YOUTH BY VERDYは、文字盤にロゴを、ストラップはいつもと同じ総柄にして、「I can’t waste my time anymore(これ以上時間を無駄にできない)」というメッセージを入れています。
イタリアに行かれてましたが、あの場でお披露目されたわけですよね。
そうですね。ベネチアでやってるビエンナーレという大きな美術展覧会だったのですが、swatchがイベントのメインスポンサーで、その中であのブロンズ像を発表しました。それを記念して制作した時計が、ブロンズのVickモデルです。両者がセットというか、立体ありきでのブランズの時計で、初めてVickがブラック/ホワイトじゃないんです。現地の滞在中もずっと付けていました。一番気に入ってるかもしれません。
“swatch x VERDYコレクション”は、4月25日(木)に『Swatchストア』と公式オンラインストアで販売開始となる。