Nike の誇る Pegasus シリーズからビジブル Zoom Air ユニットを搭載した“プレミアム”と41代目モデルが登場

1983年に初登場し、数ある〈Nike（ナイキ）〉のモデルの中でも安定した人気を持つPegasus（ペガサス）シリーズ。その41代目モデルであるPegasus 41（ペガサス 41）と共に、Pegasus Premium（ペガサス プレミアム）という上位モデルが発表された。

Pegasus Premiumの最大の特徴は、前足部から踵にかけて“ビジブル Air Zoom（エア ズーム）ユニット”を搭載している点だ。これまでのZoom Airはフラットに設計されてきたが、Pegasus PremiumにAirユニットは、コンピュテーショナルデザイン、AIエンジン、ラピッドプロトタイピングといった新しいツールを駆使することで、足の形状により近い立体的な形状を実現。これによって、踵の着地からつま先の踏み切りまで、ランナーが生み出すエネルギーに効率よく対応するという。さらにミッドソールにはズームX フォームを、ヒールにはリアクトX フォームを加え、ランナーへのエネルギーリターンを最適化する新しいクッショニングシステムとなっている。〈Nike〉NXT フットウェア VPのキャシー・ゴメス（Kathy Gomez）は今回の新しいAirについて、次のようにコメント。「Airはフットウェア業界におけるナイキの重要なイノベーションであり、私たちのようなクッショニングを生み出すことは誰にもできません。ランニングでは、Airをミッドフットプレートなどのコンポーネントや独自開発のフォームなどのプラットフォームと組み合わせることで、パフォーマンスのための優れたシステムを生み出すことができます。Pegasus Premiumでは、ランナーが立体的なAir Zoomユニットから可能な限りのエネルギーリターンを得られるようにしました。バネのような働きを倍増させるだけでなく、歩行パターンや歩幅に関係なく、Airユニットが足全体にフィットするように設計されています」

〈Nike〉Pegasus Premiumは、2025年春に発売予定。

そして、これまで同様にアジア人にも馴染みやすいラストを用いたPegasus 41（ペガサス 41）は、ミッドソールにフルレングスのリアクト X フォームを搭載。前モデルと比較して、13%以上のエネルギーリターンを可能にするだけでなく、このリアクト X フォームの導入により、ミッドソールを製造する際の二酸化炭素排出量が（従来のリアクト フォームと比較して）1足あたり少なくとも43%削減されている。加えて、前足部と踵部にAir Zoomユニットも搭載。アッパーには、エンジニアードメッシュを使用し、Pegasus 40よりも軽量で通気性が向上している。また“ダイナミック ミッドフット フィットシステム”と呼ばれる、シューレースと中足部内側のバンドを直接連動させて、足全体を包括的にサポートするシステムも採用。Pegasus 41は、6月上旬から今夏にかけて、順次販売開始予定となる。

また、今年のPegasusシリーズには、ペガサス イージーオン、ペガサス トレイル 5、ペガサス トレイル GORE-TEX、ペガサス 41 GORE-TEXなども控えているので、今後のアップデートにも要注目だ。