Nike から Dynamic Air を初搭載した Air Max Dn が登場
4つのチューブ状のAirバッグから構成され、今までにない履き心地と弾性を実現
〈Nike(ナイキ)〉史上最もアイコニックなスニーカーの1つであるAir Maxシリーズから、全く新しいモデルのAir Max Dn(エア マックス Dn)が誕生。本モデルには、Airの最新形であるDynamic Air(ダイナミック エア)が初搭載されている。
4つのチューブ状のAirバッグから構成されたDynamic Air。これら4つのAirユニットは2種類の気圧から作られており、踵は高め(15psi)、前足部は低め(5psi)に設定されている。足を動かすとAirユニット内のチューブ間を空気が自由に流れ、動いている足からの圧力にAirがリアルタイムに反応。“ダイナミックモーション”と呼ばれる足とシューズが対話するような、踵からつま先へのスムーズさを感じられるという。Dynamic Airの開発にあたって、有限要素分析などのデジタル技術も活用。これによって、ほんの数時間でシューズを1年分消耗させた状態をデジタル上で作り出すことも可能に。今回の構造について〈Nike〉VP、NXTフットウェアのキャシー・ゴメス(Kathy Gomez)は「着地の衝撃を受けてからの足の動きを滑らかにするためには、踵の部分に最も気圧が低く柔らかいチューブが使われるべきと考えがちです。しかし実際には、踵に一番硬めのチューブを使い、中足部に柔らかいものを使うことによって足運びが一番良くなることを発見しました」とコメント。
Airユニットだけでなく、アッパーでも踵からつま先への滑らかな足運びの感触を表現。素材チームの開発した、シリコンに似た素材をレイヤリングして立体感のあるプリントの新しいテキスタイルの採用している。ソールはAirユニットを覆う射出成形のファイロンフォームと、グリップ性と耐久性を備えたラバーのアウトソールが用いられている。また、中足部の構造とサポートを高めるTPUのシャンクアーチクリップと、アキレス腱を支えるTPUヒールカウンターを搭載。少し余談になるが、シュータンやヒールに配置されたロゴはAir Max Plusをサンプリングしたデザインとなっており、シリーズのファンには見逃せないポイントだろう。
〈Nike〉ライフスタイルモデルの最新作となるAir Max Dnは、“Air Maxウィーク 2024”の一環として、3月26日(火)に発売予定。価格は20,130円(税込)となる。