話題の Beats Studio Pro を1週間使ってみた
新幹線での移動中、自宅でのリモート会議中、オフィスでの作業中など、さまざまなシチュエーションでトライ
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8月9日に「Beats(ビーツ)」から販売開始されたオーバーイヤーヘッドフォンの次世代モデル “Beats Studio Pro(ビーツ スタジオ プロ)”。筆者はヘッドフォンのヘビーユーザーではないのだが、今モデルは〈A-COLD-WALL*(ア・コールド・ウォール)〉のサミュエル・ロス(Samuel Ross)がデザインを担当しているということで、『Hypebeast』的にも注目度が高く早々にゲットしてみた。
移動中、自宅でのリモート会議中、オフィスでの作業中など、さまざまなシチュエーションで試したが、シームレスに設計されたレザーを用いたUltraPlushオーバーイヤークッションによる快適な着け心地を売りにしているだけあって、長時間の使用でもそこまで苦にならない(前モデルのBeats Solo Proは、圧迫感がやや強く、すぐ外しがちだったので、余計にそう感じた)。手に入れた翌日に国内出張があったので、品川から新大阪までの約2時間半付けっぱなしを敢行してみたが快適に過ごせました。旅行などでもできるだけ荷物を増やしたくない派なのだが、このBeats Studio Proは、折りたたむと手のひらに収まるぐらいコンパクトになるので、こういった荷物の多くなる機会でも全然邪魔にならず。
「周囲のノイズをリアルタイムで検知し、緻密なフィルターで不要な音を遮断する」という完全アダプティブ型のアクティブノイズキャンセリング(ANC)も優秀だ。夏休みで通常よりも人の多い原宿を闊歩してみたが、音楽を聴きながらだと、話し声、車の走行音、蝉の鳴き声といった街の喧騒はほぼ聞こえない。ANCと外部音取り込みモードはボタンひとつで切り替えが可能。サウンド面については「物足りない」という他レビューも見たが、個人的には、低音が効き過ぎということもなく、良い意味で無難なバランスだと感じた。“大音量でもほぼ歪みのないサウンド”を謳っていたので、試しにボリュームをかなり上げて、歪みそうな曲をわざと聴いてみたが、謳い文句通り、見事にクリアなサウンドをキープ。再生時間は最大40時間とのことで、時間でいったらそこまで使っていないのもあるが、1週間充電要らずだったのも◎。
ブラック、ディープブラウン、ネイビー、サンドストーンの4色展開となるBeats Studio Pro。価格は49,800円(税込)となり、『Apple Store』および正規販売店にて現在販売中だ。