Nike が23年度第4四半期で前年同期を上回る約1兆8,500億円の売上高を記録
純利益は前年比の28%減
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〈Nike(ナイキ)〉が、2023年度第4四半期決算および2023年5月31日を期末とする通期の業績を発表。第4四半期の売上高は、前年同期比5%増(通貨の為替変動を考慮しない場合は8%増)となる128億ドル(約1兆8,500億円)を、通年の売上高は前年比10%増(通貨の為替変動を考慮しない場合は16%増)となる512億ドル(約7兆4,000億円)を記録した。
しかし、第4四半期の純利益は前年比28%減の10億ドル、希薄化後の1株当たり利益は0.66ドルで同27%減。通年の純利益は前年比16%減の51億ドル、希薄化後1株当たり利益は同14%減の3.23ドルとなった。売上総利益率は前年同期比140bp減の43.6%となったが、これは主に製品投入コストの上昇、運賃・物流費の高騰、マークダウンと為替レートの変動によるものだ。報告書の中で、同社のCEO ジョン・ドナホー(John Donahoe)は「Nikeの好業績は、我々の戦略が功を奏していることを明確に示している。23年度はNikeにとって画期的な年であり、当社のユニークな優位性が引き続き競争力の源泉となっている。イノベーションへの投資とデジタルのリーダーシップは、スポーツの未来に貢献することで価値を創造し、ブランドポートフォリオ全体に幅広い成長をもたらしています」と述べている。