15インチ MacBook Air を旅先で1週間使ってみた
“世界で最も薄い15インチ”の実力はいかに
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先日発売された「Apple(アップル)」の初15インチMacBook Air。仕事でもプライベートでもMacBookは毎日使うものの、何年かに1回新しいものに変える程度だったが、今回は発売早々にAppleシリコン M2を搭載の15インチMacBook Airをゲット。ちょうどフランスへ1週間ほど行く予定があったので、旅先で早速使ってみた。
それまでは13インチのMacBook Pro(今確認したら2020年モデルでした)を使用していたので、やはり最大の差を感じるのは、15.3インチのLiquid Retinaディスプレイ。これまでラップトップに画面の大きさは求めてこなかったが(なんなら小さい方が良かったぐらい)、実際に広々としたディスプレイで使ってみると、作業の効率は抜群に調子良い。並行して同時に複数の仕事をすることが常だが、この画面の大きさはSpilt Viewに最適。例えば、今この文章を左側の画面で書きながら、右側で動画の確認しているが、普段は片側をメッセージアプリにするケースが多い。ソフトウェアやアプリを開きすぎして、本体が熱くなり、ファンが少々うるさいこともあったが、ファンレス設計ということで、どれだけ同時に開いても、文字通り“冷静”に任務を遂行してくれる頼もしい相棒です。
今回に限らず、仕事柄、日常的に移動しているので、ラップトップに求める優先事項は軽さと薄さだったが、この新型MacBook Airは、“世界で最も薄い15インチ”ということで、ひたすらに軽くて薄い(重量は約1.5キロ)ので、「あれっバッグに入れ忘れたかな」と思うぐらい、その時だけ存在感が消えている。最大18時間のバッテリー駆動時間もかなり魅力的で、筆者はバッテリー残量低下の赤ランプが出てもケーブルを繋がないくらい充電無精なのだが……、バッテリーの残りが少なくなったなと思ってからが本番!と錯覚するほどに結構持つ印象だ(肌感です)。
空間オーディオ対応の6スピーカーサウンドシステムも、このMacBook Airの売りの1つだが、これは控えめに言っても圧巻。正直、新しいMacBookに変えて、いつも一番差を感じるのはスピーカーかもしれない。今回の6スピーカーサウンドシステムは、深みのある重曹的なサウンドを実現し、一音一音がクリアに聴こえるので、音楽を楽しみたい人も大画面で映画を楽しみたい人にもおすすめしたい。
まだまだ試せてない機能も多々あるが、よほど巨大なデータを扱わない限りは、移動が多く、同時にさまざまな作業を並行して行う方にはピッタリの1台だ。