『SLAM DUNK』三井寿の由来となった日本酒が中国で注文殺到
国内販売価格の数倍で取引されている模様
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『SLAM DUNK』三井寿の由来となった日本酒が中国で注文殺到
国内販売価格の数倍で取引されている模様
日本のみならず海外でも人気を博している映画『THE FIRST SLAM DUNK(ザ・ファースト・スラムダンク)』。中国では4月20日にロードショーされたが、その興行収入は4日間で4億元(約78億円)を超え、わずか10日という短い期間で、中国全土における4月の興行収入トップに君臨した。そんな爆発的人気を受けて、福岡県産の日本酒 “三井の寿(みいのことぶき)”の注文が殺到。国内販売価格の数倍で取引されているようだ。
ご存知の方もいるかもしれないが、福岡県・大刀洗町の酒造会社「三井の寿」は、『SLAM DUNK』に登場する人気キャラクター 三井寿(みついひさし)の名前の由来。同酒造会社の蔵元杜氏・井上宰継は過去のインタビューにて「作者の井上雄彦先生が公言されています。私は今も欠かさず読んでいるくらい週刊少年ジャンプが好きなのですが、連載当時は、うちのお酒?と驚きました。ほかにも大楠や高宮、野間といった福岡の地名が登場人物の名前になっていますし、うちの近くには流川という交差点もあるんですよ。私も井上なので友人に親戚なのか?と聞かれたことも。井上先生が日本酒好きということも知っていたのでもしかしてとは思っていましたが、実際にそうだと知って本当だったのだと思いました」とコメント。同社は2013年から三井の背番号14を配置した湘北高校バスケ部風ラベルの“純米吟醸 +14大辛口”を販売している。
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— 三井の寿蔵元 宰継 (@tada2g) May 13, 2023
『西日本新聞』によれば、映画の公開前に中国国内の飲食店からの問い合わせが急増したという。しかし、原材料の米・山田錦が全国的に不作であり、“生産が追い付かず、出荷調整を余儀なくされている状況”とのこと。蔵元での販売は行なっていないが、“純米吟醸 +14大辛口”を購入しようと中国や韓国からわざわざ訪れる人もいるそうだ。