ジャン=リュック・ゴダールの遺作がカンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映
〈Saint Laurent〉の子会社「Saint Laurent Production」が制作を担当
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ジャン=リュック・ゴダールの遺作がカンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映
〈Saint Laurent〉の子会社「Saint Laurent Production」が制作を担当
2022年9月に92歳で逝去したフランスの映画監督 Jean-Luc Godard(ジャン=リュック・ゴダール)の遺作となる短編映画『Drôles de Guerres(英題:Phony Wars)』が、5月16日~27日(現地時間)に開催予定の第76回「カンヌ国際映画祭」でワールドプレミア上映されることが明らかになった。
『Drôles de Guerres』はGodardが生前に取り組んでいた20分ほどの作品で、プレスリリースによると「決して存在しない映画の予告編」と称されている。制作は〈Saint Laurent(サンローラン)〉の子会社である「Saint Laurent Production(サンローラン プロダクション)」が担当。「Saint Laurent Production」は、同メゾンのクリエイティブ・ディレクターを務めるAnthony Vaccarello(アンソニー・ヴァカレロ)の構想によって設立された。この部門がスタートしたことで、〈Saint Laurent〉はラグジュアリーブランドとして初めて本格的な映画制作に参入することに。Vaccarelloは、「長年にわたり私にインスピレーションを与えてくれた偉大な映画界の才能のある方々と共に働き、そのためのスペースを提供したい」と設立の動機を語っている。
Godardの遺作は、「カンヌ国際映画祭」のメイン会場付近のビーチで行われる野外上映会「シネマ・ドゥ・ラ・プラージュ(Cinéma de la Plage)」の“カンヌ・クラシックス(Cannes Classics)”にてお披露目されるとのこと。このセクションでは、彼の1963年の作品『軽蔑(Le Mépris)』の4Kレストア版や、Florence Platarets監督によるドキュメンタリー『Godard par Godard(英題:Godard by Godard)』の上映も予定されている。詳細については、公式サイトでご確認を。
🎞️ #CannesClassics and the Cinéma de la Plage #Cannes2023 are unveiled! A Cannes Classics 2023 edition dedicated to Jean-Luc Godard but also Ullmann, Jarmush, Ozu, Bacri, Saura, Bruce Lee, previews and many other surprises…
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