サウジアラビアが首都リヤドに世界最大級のキューブ型施設を建設すると発表
容積は米ニューヨークのランドマーク エンパイア・ステート・ビルの約20倍
サウジアラビアのMohammad bin Salman(ムハンマド・ビン・サルマーン)皇太子は、開発会社 「New Murabba Development Company(NMDC)」を新たに設立し、会長として世界最大規模の近代的なダウンタウンを首都リヤドに開発する新ムラッバ計画を発表。また、同計画の一部として、巨大キューブ型の建物である『Mukaab(ムカーブ)』の建設を計画していることを明らかにした。
新ムラッバ計画は、持続可能性をコンセプトに据え、総面積19平方キロの土地に、公園や博物館、ギャラリー、イノベーションラボといった80以上の文化施設の他、住宅、宿泊施設、商業施設などを設立し、敷地内はすべて徒歩15分以内で移動出来る想定に。空港から車で20分の距離に位置し、数十万人の住居を見込んでいる。
『Mukaab』は、高さ400m、幅400m、長さ400mという世界最大級の建物になる予定で、その規模はアメリカ・ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルの約20倍の容積にも及ぶという。外観の三角形が重なり合うパターンは、アラビア半島中央部特有のナジュド建築様式を採用しており、より街並みに馴染むようなデザインに。内部には、螺旋状のタワーが中心に置かれ、その周りに、ホテルや商業スペース、レクリエーション施設、観光スポットなどが建てられる予定だ。さらに、建物は最新のホログラフィック技術とバーチャル機能を備えており、“別世界へのゲートウェイ”に訪れたような体験が可能となる。
本計画は、現時点では2030年までに完了する予定とのこと。詳しくは、公式サイトや以下のムービーからご確認を。