世界が注目するシンガーソングライター mikah が待望の 2nd EP『PRETTY LIES』を発表
モデルやアートディレクターとしても活躍し、ファッション界からも注目されるmikahの最新の表現をチェック

ハワイ出身のシンガーソングライター mikah(ミカ)が2nd EP『PRETTY LIES』を11月22日(金)にリリースした。
ハワイで生まれ育ったmikahは、2016年に東京に拠点を移し音楽活動を開始。ボーイズ・グループ INTERSECTION(インターセクション)のメンバーとしてデビューする。2021年には中国最大級のオーディション番組『創造営(CHUANG) 2021』に出演後、『So Sick by Ne-Yo』『永不失連的愛 by Eric Chou』『輸入法打可愛按第五』をリリースし、シルキーな美声が一躍話題となり、中国の音楽市場でのブレイクに成功。オーディション番組の課題曲である『輸入法打可愛按第五』は8億8,000万回以上の再生数を突破し、全ての中国のトップチャートにランクイン。また、同番組の最終回でボーイズ・グループ INTO1の主要メンバーに選ばれ、中国デビューを果たす。INTO1として2年間の活動の中で、“Beautiful”などのカバー曲やシングルもリリースし、複数のチャートで1位を獲得した。
さまざまな国、2つのボーイズグループを旅してきた5年間を経て、2023年12月に1st EP『bleached』をリリースし、本格的にソロのシンガー・ソングライターとしての活動をスタート。『YouTube』で公開された“so I don’t forget”の最新ライブパフォーマンスは3カ月で300万回再生を突破。2024年には、ビデオでも共演している韓国のスペシャルなバンドメンバーと共に、日本初となるソロ・パフォーマンスを「SUMMER SONIC 2024(サマーソニック 2024)」のステージで実現した。
mikahは音楽活動だけに留まらず、ファッションの世界においてもその才能を発揮。中国のファッションマガジン『Rouge Fashionbook』ではアートディレクターとして活動し、世界各国の『VOGUE(ヴォーグ)』などの雑誌や有名ブランドのキャンペーンにモデルとして起用されるなど、ボーダレスな活動を展開し、そのマルチな才能が多くの注目を集めている。
そんなmikahの待望の2nd EP『PRETTY LIES』は、目的地に辿り着いてわかる理想と現実とのギャップから感じたさまざまな想いを表現したコンセプチュアルなアルバム。多くの人々が理想的な楽園として訪れるハワイに生まれ育った彼ならではの視点でリリックが綴られ、またサウンド面でも前作にない新たなスタイルにチャレンジした内容に。本EPのリードシングルとして先行リリースされた『MAYBE IT’S ME』は、現時点でのmikahの名刺となる1曲。テイト・マクレー(Tate McRae)の“Greedy”や、ジョナス・ブラザーズ(Jonas Brothers)とTOMORROW X TOGETHERのコラボ曲 “Do It Like That”のヒットで知られる音楽プロデューサー グラント・ブーティン(Grant Boutin)と、“so I don’t forget”から引き続きソングライター ウィル・ジョイ(Will Jay)と共に、前作よりもポップで、より多くのオーディエンスに届けることを目指して制作。LAの広大な大自然を舞台に、主にサンセット前後の美しい光の元で撮影されたMVにも注目したい。
2ndシングルとしてリリースされた『CHASING PARADISE』は、mikah史上最もポップな領域にチャレンジしたアップテンポな1曲。先述のウィル・ジョイに加え、mikah自身も大好だというJojiの“Die For You”やkeshi(ケシ)、ジョン・バティステ(Jon Batiste)などの多くのヒット曲を手掛けるウェスリー・シンガーマン(Wesley Singerman)とテイラー・デクスター(Taylor Dexter)をプロデューサーに迎え、LAで制作。バンドアレンジでの変化も期待されるフェスや、イベントなどの定番曲となりうる仕上がりに。
その他にも、本EPの中でもオルタナティブロック寄りのアプローチが生々しい“TOO HARD TO”、ファルセットと地声を駆使したmikahらしいナンバー “UNDERNEATH THE SURFACE”、自分自身のために書き下ろした日記のような1曲だという“MISS YOU”、といった全5曲を収録。mikah自身による解説と共に、彼の最新の表現にぜひ触れてみてほしい。
幼いころから、私は楽園という概念に触れていました。多くの人が楽園と同等だと言う島(ハワイ)で育った私は、自分の楽園は完璧で、マイナス面のない自然な至福でなければならないと理解していました。そのため、いつか自分も自分の故郷のように理想的で、反対の面から自由な、自分だけの楽園にたどり着けるのではないかと希望を抱いていました。多くの人と同じように、私も楽園という概念を追い求めてきました。それが、最終的に自分のキャリア目標を達成するために一生懸命働くためであったり、自分なりの楽園の定義に落ち着くことであったり。しかし、目的地にたどり着いた後、それが自分の期待と異なるものになるとは予想していませんでした。「楽園にも雨が降る」ということわざのように、これは誰もが忘れている完璧さの側面だと思います。言葉の定義とは矛盾しますが、現実には完璧さはめったに存在しないと私は信じています。確かに楽園は素晴らしいものですが、曇りの日もあります。楽園や完璧という言葉は、それを考える人にとっての恣意的なものなのかもしれないですが、時が経てば人は変わり、好みも変わる可能性があります。この作品群を通して、自分が楽園だと思っていたものが全く違うものになったことに対する自分の気持ちを表現できればと思います。若い頃から楽園を追い求めるべきではなかったのかもしれない。楽園は美しいかもしれないが、美しい嘘(PRETTY LIES)であることを知るべきだったのかもしれない。
mikah