マンチェスター・シティがプレミアムリーグから追放か?
100件以上の規約違反が発覚
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先日、サッカークラブの長者番付リスト “Deloitte Football Money League”の2021-2022年シーズンにて1位に輝いたマンチェスター・シティ。明るいニュースから一転、本チームが9年間にわたって100件以上の規約違反があったとして、プレミアリーグから告発された。
マンチェスター・シティは、2008年9月にアラブ首長国連邦の「アブダビ・ユナイテッド・グループ(ADUG)」に買収されて以来、プレミアリーグ優勝をはじめとした数々のタイトルを獲得するなど、サッカー界での地位を確立してきた。
今回の告発内容は、利益やスポンサー収入に関する財務情報の提供に関する違反、監督や選手の報酬に関する違反、「欧州サッカー連盟(UEFA)」の規則違反、プレミアリーグの調査への未協力といったものだ。
本チームは、過去にもさまざまな疑惑が浮上しており、2020年2月には「UEFA」のファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)違反が発覚し、2年間の「UEFAチャンピオンズリーグ」戦出場禁止処分を下されていた。この処分はマンチェスター・シティが上訴したことでスポーツ仲裁裁判所より撤回されたが、今回はプレミアリーグや所属クラブとは独立した委員会の下で手続きが進められ、仮に有罪となった場合は、勝ち点剥奪やプレミアムリーグ追放の可能性が高い。
Man City latest: under Premier League rules the club will not be able to appeal any sanction to the Court of Arbitration for Sport (which overturned the UEFA ban)
— Martyn Ziegler (@martynziegler) February 6, 2023
今回の出来事に際して、本チームからは「今回の違反が公表されたことに驚いている。クラブの立場を支持する反論の余地のない証拠を公平に精査してもらうために、独立委員会によるこの問題への調査を歓迎する」との声明が発表されている。
処分などの詳細については、確定次第プレミアリーグ公式より追って発表されるとのこと。引き続き動向を見守ろう。