eBay x Nike SB による幻のコラボ Dunk Low “Sandy Bodecker” が再販か
2003年のチャリティーオークションで3万ドルで落札された1足がユニークなディテールを採用して復刻
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〈Nike(ナイキ)〉のスケートボードライン〈Nike SB(ナイキ SB)〉から、2003年に世界最大級のオンラインオークションサイト『eBay(イーベイ)』を通して販売したコラボDunk Lowが再び登場する、との噂が浮上した。
『eBay』x〈Nike SB〉Dunk Lowは、2003年8月に同サイトで開催されたチャリティーオークションのために、2足だけ制作されたと言われているモデル。このオークションは1999年に亡くなったプロスケーター Tim Brauch(ティム・ブラウチ)の財団「Tim Brauch Foundation」への寄付を目的に『eBay』上で開催され、先述のコラボDunk Lowは1足のみが出品されて3万ドルという高値で落札された。もう1足はバラバラに切断されたため、スニーカーフリークの間ではこのコラボDunk Lowは長年“幻の1足”とされてきた。
ところが、数年前に〈Nike SB〉の重役であったSandy Bodecker(サンディー ボデッカー)が自身の『Instagram』に『eBay』x〈Nike SB〉Dunk Lowの写真をアップし、「(当時の)オークションでこの靴を買ったのは自分だ」と明かした。Bodeckerはその後2018年に他界し、彼の偉業を引き継ぐ財団「Bodecker Foundation」が発足。同財団が今年6月、『Instagram』上で2022年版の『eBay』x〈Nike SB〉Dunk Lowのサンプルモデルを公開したことで、再販の可能性が浮上したというわけだ。
2022年版の『eBay』x〈Nike SB〉Dunk Lowは、故Sandy Bodeckerの功績を讃えたモデル。オリジナルモデル同様、『eBay』のロゴから着想を得たレッド/ブルー/イエロー/グリーン/ホワイトの配色を採用しているが、特筆すべきはそのユニークなディテール。2003年当時のエピソードを踏まえ、バラバラに切断されたパーツをソールで繋げた特殊な仕様となっており、他に類を見ない唯一無二の存在感を放つ1足が誕生した。
『eBay』x〈Nike SB〉Dunk Low “Sandy Bodecker”の発売日や販売方法などの詳細は明らかになっていないが、近日中の発表が見込まれる。まずはフォトギャラリーでディテールをチェックし、オフィシャルのアナウンスを待とう。