Mercedes Benz からヴァージル・アブローとの “Project MAYBACH” 舞台裏を撮影した映像が公開
ユーティリティとラグジュアリーが融合した傑作は Mercedes Benz チーフデザイナーとの共同クリエーションにより実現
「Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)」は、Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)が手掛けた“Project MAYBACH(プロジェクト・マイバッハ)”を称え、そのクリエイティブなプロセスの舞台裏を紹介する映像を公開した。
「Mercedes-Benz」は、Virgilの指導のもと、他に類を見ないオフロードバージョンのEV「Mercedes Maybach(メルセデス・マイバッハ)」を2021年に開発。彼が「Mercedes-Benz」のチーフ・デザイン・オフィサーであるGorden Wagener(ゴーデン・ワグネル)と緊密に協力している様子を撮影したこのビデオでは、単なるスケッチから始まったコンセプトが、どのように物理的なモデルへと発展し、現在では世界中のエンジニアやデザイナーに賞賛されるようになったかが紹介されている。
映像の中では、今は亡きデザイナーが「前提は、2つの言葉を使って新しいアクションに駆り立てることだ」と語り、さらに「つまり、ユーティリティとラグジュアリーは通常同じセンテンスで使われることはないが、私たちが開発しているクルマはそのような機能を果たすことができるのです」と説明しているのが聞き取れる。また、Gordenは「異なる創造的アプローチと異なる創造的背景を持つ2人の出会いは常に素晴らしいものだと思うのです。Virgilは、ファッションからアートまで、さまざまなことをやっているので、彼には違う視点があります。そして、僕も違う角度を持っていて、この2つを組み合わせるのはとても面白いんだ」と語っている。
2人の偉大なデザイナーによって形成された共同クリエーションは、現代的でありながら機能的なコンセプトを打ち出し、あらゆる場所で自動車の可能性を広げるプロジェクトだった。ビデオの最後には、アブローが残したレガシーに感動的な賛辞の言葉が添えられている。
「彼の家族と友人への配慮、そして敬意を込めて、この“project maybach”の舞台裏を共有します。クリエイティブの天才と一緒に仕事ができたこと、そして彼のアイデアと姿勢にインスパイアされたことを光栄に思います」
上記の『YouTube』にアップされたショートドキュメンタリーのほか、「Mercedes-Maybach」の『Instagram』にもこの特別なプロジェクトによる車の詳細がアップされているので、VirgilとGordenの偉大なクリエーションに思いを馳せながらチェックしておこう。