マイケル・ジャクソンの一部の楽曲がストリーミングサービスから削除される
長年「本人が歌っていない」という噂が囁かれてきたアルバム『マイケル』収録の3曲
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Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)の死後、2010年に発表されたアルバム『マイケル(原題:MICHAEL)』に収録されている楽曲の一部が、各種ストリーミングサービスから音源を削除されたことが発覚した。
『Consequence Sound』の記事によると、削除の対象となったのは“Keep Your Head Up”、“Monster”、“Breaking News”の3曲。この3曲は以前から「Michael本人が歌っていない」という噂が囁かれており、ファンの間でもたびたび議論の対象となっていた。これらの楽曲は、現在『Apple Music』や『Spotify』『TIDAL』『YouTube』といった大手ストリーミングサービスから取り下げられている。
Michaelの公式サイトのスポークスパーソンは、今回の3曲をストリーミングサービスから削除した理由について「(Michael本人が歌っていないという)噂の真偽とは無関係だ」とした上で、「Michael Jackson Estate(遺産管理財団)とSony Musicはこれらの曲に関する議論が続くことで、コアなファン・コミュニティーやカジュアルなリスナーが混乱し、彼らが本来注意を向けるべきMichaelの伝説的な楽曲カタログから目を背けることになってしまう」と判断したからだという。
問題の3曲については、Michaelの母親や妹などの遺族までもその信憑性に長年疑問を呈してきた。一方の「Sony Music」は「アルバム『マイケル』の楽曲はレコーディング時にスタジオにいたスタッフの証言から、ボーカルは全てMichael Jackson本人が担当している」と主張している。