Twitter 認証バッジ有料化により有名人の偽アカウントが急増
レブロン・ジェームズのなりすましアカウントによるフェイクツイートが拡散される

Elon Musk(イーロン・マスク)が『Twitter(ツイッター)』社の新オーナーおよびCEOに就任して以来、同社は従来のシステムからさまざまな変更を行い、多くのユーザーに混乱を与えている。その中でも認証バッジの有料化が大きな話題となっているが、この変更により有名人のなりすましアカウントが急増していることが明らかになった。
従来までは社会的に影響力のある有名人等のなりすまし防止策として、限定的な『Twitter』ユーザーのみに与えられていた認証バッジ。しかし、これが有料化されたことで、料金さえ支払えば誰でも認証バッジを獲得できるようになった。そのため、この変更によって、有名人の偽アカウントが乱立するのではと多くの人々が懸念していた。
『TechCrunch』の報道によると、認証バッジの有料化が導入されて以降、懸念通りに有名人のなりすましアカウントが急増し、それらによるフェイクツイートが拡散されているという。例えば、NBAのスーパースター LeBron James(レブロン・ジェームズ)のなりすましアカウントは、現在彼の所属しているロサンゼルス・レイカーズから離れるため、トレードを希望しているとツイート。また、MLBニューヨーク・ヤンキースとの契約が今季限りで終了と報じられているAlbertin Chapman(アロルディス・チャップマン)のなりすましアカウントも出現。そのアカウントは「ヤンキースと再契約した」とツイートしているようだ。
これらの偽アカウントは既に凍結されたようだが、今後も同じような事態が再び発生することが予想できる。果たしてElon率いる『Twitter』社は今後何らかの対策を講じるのか、それともそのまま放置するのか、動向を注視しておこう。
Following sports transactions and news could become a total mess with the new verification system
Already fake LeBron and Aroldis Chapman tweets going around pic.twitter.com/vQgMqws1W0— Joon Lee (@joonlee) November 9, 2022