Apple が開発中の AR/VR ヘッドセットは“メタバース”の要素がないとの噂
社内では“メタバース”という用語の使用が禁止に!?
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昨年10月に「Facebook(フェイスブック)」が社名を「Meta(メタ)」に変更したニュースに象徴されるように、昨今さまざまな企業がメタバース事業への参入を表明している。「Apple(アップル)」から2022年の発表が見込まれる新製品のラインアップに含まれている同社初のAR/VR(拡張現実/仮想現実)ヘッドセットも、この時流を受けたプロダクトだと多くの人々が考えているようだが、どうやらコンセプトが異なっているようだ。
『Bloomberg』の情報によると、「Apple」のヘッドセットは「Meta」社が提唱する“メタバース”の要素は取り入れない方向で開発を進めており、より短時間で楽しめるゲームやコミュニケーション、エンターテイメントなどのコンテンツにフォーカスしているという。また、「Apple」社内では“メタバース”という用語は禁句になっているという噂も浮上している。彼らはこのヘッドセットを仮想世界を楽しむものではなく、現実世界におけるコミュニケーションやエンターテインメント用のデバイスとして捉えているとのこと。さらに、ヘッドセットには8Kの解像度を誇るディスプレイやハンドトラッキング用のカメラを数台搭載し、価格は3,000ドル程度になると予想されている。
これらはあくまで噂でしかないが、「Apple」の世間の潮流に反した(?)アプローチは期待大。引き続き今後の続報を待とう。