UPDATE：イングランド東部の街で Banksy の新作とおぼしき作品が相次いで発見される
巨大なカモメのグラフィティが街中のゴミ箱を巣に見立てて巣作りするインスタレーションなど6作品（UPDATE：本人が全9作品を製作したことを発表）
UPDATE（2021/8/16）：先日、突如としてイースト・アングリアに現れたグラフィティの数々が、Banksyの手掛けたものであることが本人の『Instagram』によって明かされた。これらの作品群は滞在を意味する“Stay”と休暇の“Vacation”を組み合わせた“Staycation”をもじった“A Great British Spraycation（英国の偉大なスプレーケーション）”と名付けられ、下記で紹介した6作品の他に、“LUXURY RENTALS ONLY”の看板を掲げたヤドカリのグラフィティ、銅像に偽のアイスクリームを持たせた作品、“Go big or Go home”と描かれたミニチュアハウスも彼の作品であるとのこと。『Instagram』にはキャンピングカーに乗って各地を回り“ボム”する映像が投稿されているので、是非チェックしてみよう。
ORIGINAL（2021/8/11）：3月にイングランド・レディングの旧刑務所の壁をキャンパスに作品 “Create Escape”を描いて以来、公式には新作の発表がない神出鬼没の覆面アーティスト Banksy（バンクシー）。だが近頃、イングランド東部のイースト・アングリアにて彼（もしくは彼女）の作品とおぼしき作品が相次いで発見されている。
発見されたのは、巨大なカモメのグラフィティが街中のゴミ箱を巣に見立てて巣作りするインスタレーション、地面をスコップで掘る子どものグラフィティの前に実際に土が盛られたインスタレーション、バス停の屋根の上で2人の紳士淑女がダンスに興じる横で1人の男性がアコーディオンを演奏するグラフィティ、“We’re all in the same boat（私たちは運命共同体）”のメッセージと共に3人の子どもが船遊びをするグラフィティ、カクテルを飲みながらバカンスするネズミのグラフィティ、ベンチの裏に巨大なアーケードゲームのクレーンが描かれたインスタレーション風作品の6つ。ここ最近のBanksyはパロディアーティストの急増に伴い、作品を“ボム”した後は自身の『Instagram』で報告するのが通例となっているものの、今回発見された作品はどれも投稿されていない。しかし、専門家いわく十中八九、彼の作品で間違い無いとのこと。
このご時世イングランドまで足を運ぶのは不可能に近いので、上記ギャラリーから作品の数々をチェックしていただきたい。
