“世界で最も裕福なクラブ”のニューカッスル・ユナイテッドがエディ・ハウを新監督に招聘
43歳の若き監督が11試合0勝6敗5分で降格圏に沈むクラブの建て直しに挑む
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先月、サウジアラビア政府系ファンドに買収されたことで突如として“世界で最も裕福なクラブ”となったイングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッド。しかし、今シーズンに入ってから11試合0勝6敗5分で降格圏の19位に沈む厳しい状況に立たされており、潤沢な資金とは裏腹に早くも2部降格の気配が漂っている。そんな中、“補強第1号”として43歳のイングランド人 Eddie Howe(エディ・ハウ)の監督就任が発表された。
よっぽどのフットボール好きでない限りEddieについて存じ上げないだろうが、端的に説明すると2012-13シーズンに当時3部だったAFCボーンマスの監督に就任すると、わずか4年でクラブ史上初となるプレミアリーグ昇格へと導き、それから5シーズンも同リーグを戦った敏腕指揮官だ(2019-20シーズンに降格が決まり解任)。現在、プレミアリーグでは同監督が見出した選手が多数活躍しており、アーセナルの新守護神 Aaron Ramsdale(アーロン・ラムズデール)のほか、ニューカッスルに所属するCallum Wilson(カラム・ウィルソン)とRyan Fraser(ライアン・フレイザー)は元教え子である。
契約期間は2024年6月まで。就任に伴いEddieは以下のコメントを発表している。「ニューカッスルのような名声と歴史のあるクラブの監督になることは、とても光栄なことである。私と私の家族にとって非常に誇りに思える日だ。監督を任されたことは素晴らしい機会だが、同時に多くの困難が待ち受けており、早くグラウンドに行って選手たちと仕事を始めたいと思っている。この機会を与えてくれたクラブのオーナーに感謝し、既に私を歓迎してくれているサポーターにも感謝したい。一緒に旅を始められることをとても楽しみにしているよ」
ニューカッスルは冬の移籍市場で大型補強を敢行すると見られており、Eddie率いる新生マグパイズ(クラブの愛称)のシーズン後半戦の戦いぶりには注目だ。ちなみにZinedine Zidane(ジネディーヌ・ジダン)やDavid Beckham(デビッド・ベッカム)も出演するフットボール映画『GOAL!』では、主人公がニューカッスルに所属し活躍する姿が描かれているので、気になる方はこちらから観てみてはいかがだろうか。
🤝 𝗛𝗢𝗪𝗘-𝗔𝗬 𝗧𝗛𝗘 𝗟𝗔𝗗𝗦 🤝
We are delighted to confirm the appointment of Eddie Howe as the club’s new head coach.
Welcome to Newcastle United, Eddie! ⚫️⚪️— Newcastle United FC (@NUFC) November 8, 2021