イタリアの美術館で来場者が大理石のスカルプチャーを破損
イタリアの彫刻家 アントニオ・カノーヴァが19世紀に手掛けた作品が被害に遭う

新古典主義を代表するイタリアの彫刻家 Antonio Canova(アントニオ・カノーヴァ)の作品が展示されているイタリア・ポッサーニョの美術館『Museo Antonio Canova(ムゼーオ アントニオ カノーヴァ)』。先日、同美術館で悲劇が起こった。なんと訪れた来場者が記念撮影時に、Antonio Canovaが19世紀に手掛けた大理石のスカルプチャーの石膏模型を破損したのだ。今件は、ガードマンが欠損している足の指2本に気付き、監視映像をチェックした際に、事件が発覚したという。
破損されたのは“Pauline Bonaparte as Venus Victrix”と題した彫刻のオリジナル石膏模型。館内の監視カメラでは、オーストラリア人観光客が像の寝そべる台に腰を掛けて写真を撮り、スタッフに報告することなく去っていく姿が捉えられている。『Museo Antonio Canova』は『Facebook』上で「繰り返して言います。私たちの遺産は守られるべきです。館内で来場者が責任ある行動を取りながら、展示されている作品やオブジェに対して尊重の念を示すことは国民の義務としてだけでなく、私たちの歴史や文化に敬意を払う姿勢であり、未来の世代に受け継がれていくべきです」とコメント。
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