アーセナルがリヴァプールの2つの偉業達成を阻止
“プレミアリーグ史上最強”と呼ばれながら優勝決定後は大失速のリヴァプール
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による3カ月の中断があったものの、リヴァプールは昨年8月のシーズン開幕から勢いを落とすことなくイングランド・プレミアリーグで初優勝を果たした。昨年には欧州No.1クラブを決める「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)」と世界No.1クラブを決める「FIFAクラブワールドカップ」でも優勝していることから、同チームを“プレミアリーグ史上最強”と呼ぶ声は多い。
事実、全38節のプレミアリーグにおいて7試合を残しての優勝決定は最速記録。優勝後もシーズン終了まで走り抜き“最多勝ち点”、“最多勝利”、“2位との最大勝ち点差”といった数々の記録を塗り替えるものだと思われていた。しかし、リヴァプールはそれまで31試合を終えて28勝2分1敗だったものの、優勝決定後は4試合で2勝1分け1敗と大失速。そして7月15日(現地時間)に行われたアーセナル戦でも敗れた結果、残り2試合を勝利してもマンチェスター・シティが2017-18シーズンに記録した“最多勝ち点”(100)と“最多勝利”(32)を塗り替えられないことが確定した。
なお、優勝が決定してから約1カ月が経つもいまだにトロフィーを受け取ることができてないリヴァプールだが、ホーム最終戦となる7月22日(現地時間)の第37節チェルシー戦後の授与が決定。新型コロナの影響でサポーターはスタジアムに入場することができずトロフィーを掲げる姿を見ることができないために、サポーターのバナーに囲まれた特別な表彰台が用意されているという。
合わせてマンチェスター・シティに下されていたUEFAによる2年間のCL出場禁止処分が撤回もチェック。