『ジョジョの奇妙な冒険』第1〜7部最強キャラ TOP 10

連載開始日を記念して第1部から第7部までに登場したキャラクターの強さランキングをお届け(※ネタバレ注意)

エンターテインメント 
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“12月2日”と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるであろうか?実は『ジョジョの奇妙な冒険』の連載開始日なのだ。同作は1986年に『週刊少年ジャンプ』にて連載をスタート、2005年から『ウルトラジャンプ』に舞台を移し、今なお続くご長寿作品である(2012年からはTVアニメも始まり、第5部まで放映されている)。

ご存知ない方のために説明しておくと、『ジョジョ』は100年以上に渡って繰り広げられるジョースター家と宿敵 DIO(ディオ)の因縁が物語の核。現在までに第1部『ファントムブラッド』、第2部『戦闘潮流』、第3部『スターダストクルセイダース』、第4部『ダイヤモンドは砕けない』、第5部『黄金の風』、第6部『ストーンオーシャン』、第7部『スティール・ボール・ラン』、そして現在連載中の第8部『ジョジョリオン』と続いており、なんらかの形でジョースターの血筋を受け継ぐ“ジョジョ”が主人公となる(7部以降はパラレルワールドなので別扱い)。

『ジョジョの奇妙な冒険』最大の魅力は、なんといっても作者・荒木飛呂彦の圧倒的な画力から生み出されるクセの強い唯一無二のキャラの数々だろう。そんな『ジョジョ』の誕生日を記念して、本稿では既に完結している第1〜7部までに登場したキャラクターの強さランキング(ゲームなど原作以外は対象外)をお届け。第3部『スターダストクルセイダース』から導入されたスタンドが各キャラクターの強さを左右するが、物語が進むに連れてその能力も複雑化。明確に誰が強い、誰が弱いという描かれ方はされていないので、あくまで一意見として受け止めていただきたい。実際にこの中のキャラクターが戦うことになれば、お互いの相性や条件が勝敗に影響を及ぼすであろう。ちなみにDIOは、第6部の作中にて以下のように明言している。

どんな者だろうと 人にはそれぞれ その個性にあった適材適所がある 王には王の……料理人には料理人の…… それが生きるという事だ スタンドも同様『強い』『弱い』の概念はない

※スタンドパラメーターについては、単行本、『JOJO A-GO!GO!』『JOJOVELLER』を参照


次点:ヴァニラアイス

登場:第3部
スタンド:クリーム
破壊力:B | スピード:B | 射程距離:D | 持続力:C | 精密動作性:C | 成長性:D

次点:カルネ(死亡)

登場:第5部
スタンド:ノトーリアス・B・I・G
破壊力:A | スピード:無限 | 射程距離:無限 | 持続力:無限 | 精密動作性:E | 成長性:A

次点:チョコラータ

登場:第5部
スタンド:グリーン・ディ
破壊力:A | スピード:C | 射程距離:A | 持続力:A | 精密動作性:E | 成長性:A


10位:ウェザー・リポート

登場:第6部
スタンド:ウェザー・リポート/ヘビー・ウェザー
破壊力:A | スピード:B | 射程距離:C | 持続力:A | 精密動作性:E | 成長性:A

“ウェザー・リポート”は天候を自在に操るスタンド。雲を生み出したり、猛毒を持つヤドクガエルを降らせることができる。真に恐ろしいのは“ヘビー・ウェザー”と呼ばれる眠れるウェザーの力。スタンド能力によってオゾン層を操作し、太陽光の性質を変化させ、天候レベルのサブリミナル効果“悪魔の虹”を作り出す。その光のもとにいる生物は“自分はカタツムリになってしまう”と暗示をかけられ、実際にカタツムリになるという無差別攻撃型の能力である。

自分が『悪』だと気づいていない……もっともドス黒い『悪』だ……


9位タイ:空条承太郎

登場:第3〜6部
スタンド:スタープラチナ(スタープラチナ ザ・ワールド)
破壊力:A | スピード:A | 射程距離:C | 持続力:A | 精密動作性:A | 成長性:完成

言わずと知れた第3部の主人公・空条承太郎。そのスタンド、“スタープラチナ”はスピード、パワー、正確な動きが持ち味。全盛期とされる18歳時点では、光の速度を超えて最大5秒の間、この世の時を止めることができた。原作内では“無敵のスタンド能力”と称されている。冷静沈着で頭脳明晰な承太郎(初登場時は高校生だったが、後に海洋学者となっている)。どんな相手であろうと、致命傷を受ける前に時止めに成功すれば勝率は高いだろう。

おれが時を止めた……9秒の時点でな……


9位タイ:ディアボロ

登場:第5部
スタンド:キング・クリムゾン
破壊力:A | スピード:A | 射程距離:E | 持続力:E | 精密動作性:? | 成長性:

第5部に登場するギャング組織パッショーネのボス・ディアボロ。スタンド、“キング・クリムゾン”は“時を消し飛ばす”能力を持つ。作中ではその現象を「時計の針や飛ぶ鳥は瞬間移動したように見え、読んでいた本もどこまで読んでいたのか覚えていない」と例えている。消し飛んだ時間を認識し行動できるのはディアボロだけ。加えて、未来を予見する能力“エピタフ”も備える。“エピタフ”からの時飛ばしという合わせ技によって、理論上はあらゆる危険を回避し先手を打つことができるはず。

時間の消し飛んだ世界では「動き」は全て無意味となるのだッ!


7位:DIO

登場:第1、3、6部(7部)
スタンド:ザ・ワールド
破壊力:A | スピード:A | 射程距離:C | 持続力:A | 精密動作性:B | 成長性:B

日本漫画史上有数の存在感と人気を誇る悪のカリスマ DIO。そのスタンド、“ザ・ワールド”は最大9秒間、時を止められる。止まった時の中で動けるのはDIOと承太郎のみであり、「無駄無駄無駄無駄ァッ!」の掛け声と共に繰り出されるラッシュは圧倒的な破壊力とスピードを誇る。第3部では、覚醒した承太郎に敗北しているが、能力的にはDIOの方が上であり、本体が吸血鬼ということを考慮すると、ディアボロよりも有利といえるだろう。実際に両者が対決した場合、先に能力を発動させた方が勝つ可能性が高いのではないだろうか……。

最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ


6位:ファニー・ヴァレンタイン

登場:第7部
スタンド:Dirty Deeds Done Dirt Cheap/D4C-ラブトレイン-
破壊力:A | スピード:A | 射程距離:C | 持続力:A | 精密動作性:A | 成長性:C

第7部の敵・ファニー・ヴァレンタイン大統領のスタンド・“Dirty Deeds Done Dirt Cheap(D4C)”は、物と物の間に挟まることで並行世界を行き来でき、異世界のもうひとりの自分と入れ替わり、負傷などを治して戻って来れるという、パラレルワールドらしい設定のスタンド。スタンド自体は多次元でも1体のみであり、“基本世界(遺体のある世界)”に存在する。そして、“D4C-ラブトレイン-”とは、聖なる遺体を全て宿したルーシー・スティールに現れた現象であり、“D4C”に味方する能力。ルーシーを起点に生じる“すき間”は、あらゆる害悪を濾過(ろか)する。その光の“すき間”を移動できるのは、大統領、そのスタンド、重力のみ。

同じ場所に隣の世界を同時に存在させられるそれがスタンド能力“いともたやすく行われるえげつない行為”『D・D・D・D・C』(ディー・4・シー)


5位:プッチ神父

登場:第6部
スタンド:メイド・イン・ヘブン
破壊力:B | スピード:無限大 | 射程距離:C | 持続力:A | 精密動作性:C | 成長性:A

第3部以降、『ジョジョ』のラスボスは“時”に関係する能力を操るが、プッチ神父の“メイド・イン・ヘブン”は“時を加速させる”能力。その加速する時間についていけるのは、プッチ神父と神のみ(厳密には岸辺露伴も)。承太郎たちとの最終決戦では、時間自体を止められる“スタープラチナ ザ・ワールド”にさえもこの加速に翻弄されて敗北。完全無欠と思われた承太郎を葬った恐るべきキャラクター。時が加速し続けた結果、宇宙は一巡しパラレルワールドに突入するという、規格外のスタンド。それが“メイド・イン・ヘブン”である。

『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……わたしに勇気を与えてくれる


4位:カーズ

登場:第2部
スタンド:なし

4位は第2部『戦闘潮流』のボスキャラ、カーズ。スタンドは使えませんが究極生命体です。死にません。不老不死。「第2部でこんなキャラ出したらいかんですよ、荒木先生」と言いたくなるほどにザ・最強。その身体的な特徴は、さまざまな生物の形へ変形・構成可能な骨格、900kg/㎠の握力、18mのジャンプ力、天体望遠鏡並の視力、IQ400の知能、睡眠必要なし、SEX必要なし(完全なる生物に子孫や仲間はいらないとのこと)など、さすが究極生命体っす。参りました。最後は、火山噴火の勢いを利用したジョセフ・ジョースターによって、宇宙空間に追放され敗北(死んではない)。不老不死なので、恐らく宇宙が一巡してもそのままであり、殺すことはできないが勝つ方法はあるため、この順位に。

死にたいと思っても死ねないのでーそのうちカーズは考えるのをやめた


3位:ジョニィ・ジョースター

登場:第7部
スタンド:タスク ACT4
破壊力:A | スピード:B | 射程距離:C | 持続力:A | 精密動作性:B | 成長性:E
第7部の主人公・ジョニィ・ジョースター(本名はジョナサン・ジョースター)。第6部で世界が一巡するため、別世界のジョースターである。彼のスタンド“タスク”は、広瀬康一の“エコーズ”と同じように、ACT1、2、3と進化を遂げていく。その最終形態である“タスク ACT4”は最恐/最凶のスタンドであり、ファンの間では“絶対殺すマン”なんて呼び名も……。“馬の走る力を利用した回転”とジョニィの“爪の回転”をあわせた無限の回転エネルギーであり、重力を支配し、異次元空間も突き抜けていくという。作中の解説では「そのダメージも無限で終わりがないはずだ」とされ、実際に“ACT4”で攻撃されたヴァレンタイン大統領は、次元を超えて(死ぬ間際に別の世界に自分にバトンタッチして)逃げ続けるも無限に生き埋めにされる恐ろしい事態に。大統領との戦いを見る限り、相手が不死であっても永久に追撃し続けるので、一度攻撃に成功すれば勝ちといえるだろう。オフェンスに特化すれば他のスタンドの追随を許さない。

「飢えなきゃ」勝てない


2位:レクイエム

登場:第5部
スタンド:レクイエム(チャリオッツレクイエム)
破壊力:E | スピード:E | 射程距離:A | 持続力:A | 精密動作性:E | 成長性:A

第2位は本体(ポルナレフ)を失った暴走状態のスタンド、“レクイエム(チャリオッツレクイエム)”である。ジャン=ピエール・ポルナレフのスタンド “シルバーチャリオッツ”を矢で貫いたことから、新たな力を得て進化したスタンドエネルギー。“生物の魂を支配する”という“レクイエム”は、作中では周囲の生物を無条件で眠らせ、近くにいたもの同士の魂を入れ替えた。そして能力の最終段階として、魂の入れ替わった生物を“この世に存在しない別のもの”へと変化させる。スタンド使いに矢を奪われそうになると、その人物のスタンドを操り、自らの本体を攻撃させるという能力も。ディアボロは“レクイエム”の謎を解明し、消滅させることに成功したが、その謎を攻略できなければ永久に倒せないだろう。

精神を別の肉体と入れ替える能力とはつまりッ!


1位:ジョルノ・ジョバァーナ

登場:第5部
スタンド:ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム
破壊力:なし | スピード:なし | 射程距離:なし | 持続力:なし | 精密動作性:なし | 成長性:なし

映えある第1位は、DIOの息子であり、第5部の主人公・ジョルノ・ジョバァーナ。“ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム”は、ジョルノのスタンドを矢に貫くことによって発現する“ゴールド・エクスペリエンス”の進化形だ。本体のジョルノ自身もその能力を理解していない。攻撃してくる相手の動作や意志の力を全てゼロに戻してしまう=あらゆる攻撃、行動、能力などを無効化。この点で最強といえる。また、“ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム”に殴られたもの(ディアボロ)は死んだことさえもゼロに戻るため、死を繰り返すという無限ループに落ちる。スタンド自身がその能力を「実際に起こる真実に到達することは決してない」と解説しており、ディアボロは死ぬという真実に到達することができないと結論付けられている。

終わりのないのが『終わり』 それが『ゴールド・E・レクイエム』だ

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