80年代の音楽業界で一世を風靡した1億超えシンセサイザー Synclavier の iOS アプリが登場
マイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダーも使用した正真正銘の名機がとんでもない価格崩壊を起こして現世に蘇る
Synclavier(シンクラヴィア)は、アメリカの「ニューイングランドデジタル」社が開発したシンセサイザー、サンプラー、シーケンサーなどを統合した電子楽器である。1980年代のアメリカの商業音楽制作で一世を風靡したSynclavierは、Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)、Kraftwerk(クラフトワーク)、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)といった説明不要のアーティストたちにも愛されてきたほか、日本でも小室哲哉を筆頭に、久保田利伸、加山雄三らに演奏されてきた正真正銘の名機である。
そのSynclavierがiOSアプリになって登場。iPad版の『Synclavier GO!』は900種類以上のサウンドと『Synclavier GO!』のための新たなプリセットを内蔵。また、MIDI、Audiobus、Ableton Linkにも対応し、マルチ・レイヤー・エフェクトも可能と、とてもアプリとは思えない実機顔負けの機能が盛り込まれている。
Synclavierは発売当初、1億円超えもした超高級電子楽器だったが、iOSアプリの価格はなんと……3,600円。これはお買い得どころの騒ぎではない。なお、iPhone版の『Synclavier Pocket!』は無料(アプリ内課金有)となっているので、気になる方は是非ダウンロードしてみてはいかがだろうか。
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