UPDATE:パロディ品の販売を巡って Louis Vuitton が玩具メーカーから訴えられる

逆ギレ訴訟の行方は?(UPDATE:“争点が存在しない”と棄却)

ファッション
47,754 Hypes

ORIGINAL(2019/5/17):「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」を相手取って起こした「MGA Entertainment」による訴訟が、5月14日(現地時間)に棄却されたようだ。「LVMH」側は「MGA」の訴訟に対し、提訴も反論もすることなく訴えの却下を求めていたが、ロサンゼルス裁判所は、2社間に“争点が存在しない”とし棄却を承認した。

ORIGINAL(2019/1/4):昨今のファッション業界では模倣品を巡るトラブルが後を絶たないが、ここにきて更なる波乱が巻き起こっているようだ。

今回問題となっているのは、玩具メーカーの「MGA Entertainment(MGA・エンターテインメント)」が生産している約60ドルのPooey Puittonというプロダクト。これはパース型のプラスチックケースの中にキャンディーやおもちゃが入っている子供向けの商品であるが、そのデザインは〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉と村上隆のコラボアイテムを彷彿とさせる。これに対し、「MGA」は〈Louis Vuitton〉サイドが同アイテムの生産を中止させようと動いていたとし、2018年12月28日(現地時間)に、今後起こり得る法的要求をブロックするため、先行して逆訴訟を起こした模様。

「MGA」側の告訴内容によると、〈Louis Vuitton〉が「MGA」の顧客の一人に、Pooey Puittonという名称とその製品が1つ以上の〈LV〉の商標を侵害もしくは希釈していると苦情を申し立てたという。しかし一般的な消費者が〈LV〉のハンドバッグとPooey製品を間違えることはないとし、“十分に明白で露骨な”パロディであると主張。さらに、〈Louis Vuitton〉は米国におけるパロディの権利を尊重せず、保護されたパロディに対して訴権濫用に値する訴訟を提起してきた歴史があると続けた。

偽ブランド〈Supreme Italia(シュプリーム イタリア)〉が中国・上海に旗艦店をオープンする情報もあわせてチェックしておこう。

Read Full Article
 
ニュースレターに登録して、“最新情報”を見逃さないようにしよう。

購読ボタンをクリックすることにより本サイトの利用規約プライバシーポリシーに同意するものとします。