Interviews：90歳を迎えた台湾のストリートクイーン ムーン・リン
〈Supreme〉や〈Y-3〉を自由自在に着こなすファンキーなお婆ちゃんのファッションへ対する想いとは
Instagramでご存知の方も多いであろう、90歳の卒寿を迎えたMoon Lin（ムーン・リン）は、64歳で活躍するスケートボーダーのLena Salmi（レナ・サルミ）のようにストリートウェアには年齢制限があるという考えを無視し、独自のファッション論を展開し人生を謳歌している。彼女に注目するおよそ94,000人のフォロワーは、Linが行う〈Supreme（シュプリーム）〉や〈Y-3（ワイスリー）〉のようなアイテムを日々のファッションに取り入れる比較的簡単でやりやすいミックススタイリングに魅力を感じている。先日『HYPEBAE』によって行われた、彼女の趣味趣向や彼女の持つ影響力について、また、ライフスタイルを深く掘り下げた彼女へのインタビューを紹介しよう。
ー 新しいファッションを見つけることに感動することはありますか？
わたしにとって、わたしのスタイルは特別“ファッショナブル”というわけではありません。私は90歳で、ある意味それが全て。だから私はやりたいことをその時にしたいし、快適な服や好きな色、好きなスタイルで洋服を着たいと思っていますよ。周りの人が何を思っているかの心配は全くしません。自分が着たいから着る、ただそれだけなんです。
ー モチベーションの一環としてのソーシャルメディアについて、何か想うことはありますか？
そうですね。わたしは、朝起きて自分自身を写真に撮って記録することに面白みを感じています。80代半ばになったときに、起きるのも億劫で、体調のこともありますし部屋で静かにしていたいと思っていました。でも自分自身がドレスアップする方法を学んだ後は、欲しいものへの欲求やそれを身につける楽しみが朝目覚めた時の興奮材料やモチベーションになったんです。そうですね、やっぱり好きな服で自分を着飾って写真を撮るのが好きですね。
ー どんなブランドをチョイスしますか？
私は〈Supreme〉、〈PUMA（プーマ）〉、〈Nike（ナイキ）〉、〈adidas（アディアダス）〉のような西洋のブランドが基本的に好きです。でも、今注目していて今後サポートしていきたいと思っているのが、〈A A Stairs（以下ALT）〉や『Plain-Me』のような台湾のブランド。〈ALT〉についてはすごく好きなのですが、理由としては台湾の若者によって設立され、そのブランドの持つ魅力によって人気が高まりシーンを盛り上げているから。私は若い頃に食料品の店を持っていましたが、生計をたてることは簡単ではない。何かを作り、それを成し遂げ、軌道にのせることは難しいことです。大きなブランドを育てるためには大きな努力をしなければなりません。ですから尊敬しますし、サポートもしたいと思っています。
ー あなたのインスピレーション源を教えてください。
私にインスピレーションを与えてくれていた人々はみんな天国に行きました。Teresa Teng（テレサ・テン）のような美しさを持ち、勤勉で若くエネルギッシュで、常に注目していたい若手スターも何人かいます。例えば、Justice Lin（ジャスティス・リン）。彼のライフスタイルは魅力的で、理想的な家族の姿をしているのではないかしら。彼の子供たちもとてもかわいくて常に注目してしまう。他にはTing Yang（ティン・ヤン）という少し難しいけれど面白い少女など、とにかくインスピレーションを与えてくれる人は沢山います。
Linのインタビュー全文を読みたい方は、是非『HYPEBAE』までアクセスしてみてほしい。
ちなみに、〈Supreme〉の2018年秋冬コレクションで特に注目されているアイテムを調査した『SupremeCommunity』のアンケート結果はもう確認済み？
