元 Apple の従業員が自動運転車に関する機密情報を盗み逮捕される

今年初旬からファッション業界は人事異動が相次ぎ、各ブランドの中枢を担ってきた敏腕たちが新天地で新シーズンを迎えたが、本稿では大手テックメーカーの元従業員がやってしまったミスについてご紹介。「Apple（アップル）」で自動運転車プロジェクト“Project Titan”に関わっていた元従業員のXiaolang Zhang（シャオラン・ザン）は、中国の「XMotors」へ無断で機密情報を持ち出した疑惑（ほぼ確証）で逮捕されたようだ。

今年4月、有給明けに突如退社願を提出し故郷の自動車メーカー「XMotors」に転職する意思を告げた被告。その態度に違和感を感じた上司はセキュリティ部門に調査を依頼したところ、プロトタイプや企業秘密/知的財産を含む情報にアクセスしダウンロードしていることが発覚、さらには同月28日（現地時間）に自動運転のソフトウェア研究所とハードウェア研究所を訪れ、ハードウェアを箱に入れて持ち帰るなど、さまざまな問題が明るみになり本結果に至ったとのこと。これらのような機密性の高いデータにアクセスできるのは、「Apple」内でもおよそ2,000人だとされており、被告は最高10年の禁固刑と25万ドル（約2,780万円）の罰金を科せられる可能性があると現地メディアは報じている。将来安定とされた才能豊かな人材が一度のミスで人生を無駄にする、くれぐれもXiaolang Zhangのような珍事を起こさないよう気をつけてほしい。

ところで、2018年秋に発売予定の新型iPhoneは4色展開と噂されているのは知ってる？