8年ぶりに東京凱旋を果たした N.HOOLYWOOD 2019年春夏ランウェイのバックステージに潜入
尾花大輔の洋服とカルチャーへ対する造詣の深さが爆発し、会場が大喝采に包まれたメモリアルな一日を舞台裏からカメラ一台で記録
〈N.HOOLYWOOD（エヌハリウッド）〉が「Amazon Fashion Week Tokyo」の特別プログラム“AT TOKYO”に参戦し、8年ぶりに故郷・東京でランウェイを披露した。会場となった『寺田倉庫』は直管蛍光灯が照らす無機質な空間や形状の違う椅子を並べたスペースなど、4つのセクションに区画化され、会場には尾花大輔の帰還を心待ちにしていた友人や関係者が集結。今年8月に開催されたニューヨークでのコレクションとは景色が一変、ストリートキャスティングされたモデルたちは、スタイリスト・二村毅の熟練の技がなし得る複雑なレイヤードに身を包んだ。再構築により新たな価値観が付与されたミリタリーウェア、伊藤若冲の和柄、サイケデリックなタイダイ、レザーでカスタムされたテーラードピース、90’sを彷彿とさせるボールドな色使いのスポーツウェア、「M&M’S」やプロスポーツチームのクレイジーパッチジャケット、パンキッシュなベスト……、何かとテーマに沿って構成されることの多いコレクションに、これだけ多くの服飾的要素を盛り込むことがどれだけ至難の技か。しかし、それをまとめ上げてしまうのが、ミスターハリウッド、尾花大輔なのである。
『HYPEBEAST』は、尾花氏のルーツと造詣の深さを爆発させ、世界で積み上げてきたものを惜しみなく提示した〈N.HOOLYWOOD〉のメモリアルな凱旋ランウェイを、舞台裏からカメラ一台で記録。終演後、大喝采に包まれた一夜の温度感と尾花大輔のクリエイションの真髄を是非、上のフォトギャラリーから体感してみてほしい。
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