投資会社による Supreme の転売ビジネス考察と転売引退後のキャリアのススメ
購入、転売、投資。この流れを踏めば誰でも大金持ちになれる時代に
人がそれを好むか否かに関係なく、転売文化はストリートウェア/スニーカーシーンの一部となってしまい、中でも〈Supreme（シュプリーム）〉は市場で最も取引の多いブランドと言っても過言ではないだろう。この現状を踏まえて、投資サービス会社「Wealthsimple」は、〈Supreme〉やそのファンの傾向などを調査。彼らの考察によると、同ブランドの人気商品を転売すれば、誰でも簡単に100万円程度の利益を得ることができるという。彼らは〈Supreme〉が作り出す経済効果を分析し、それを〈Supreme〉の転売ルールとすり合わせて、儲けるための5つのキーポイントを列挙した。
1. ボックスロゴが圧倒的な人気
2. コラボものは常に需要がある
3. アクセサリーよりも洋服の方が効率が良い
4. 一番大切なことは、仕入れてすぐに売ること
5. 上記のルールを完璧に守っても、予期せぬことが起こる
だが、最も重要なのは、転売で作ったお金で何をするかということだろう。無難なアプローチではあるが、「Wealthsimple」は1年間に149点のアイテムを購入し、それを年内に転売したと仮定すると、約111万円の利益が出ると推測。2002年に〈Nike SB（ナイキ SB）〉とのコラボレーションモデルとして発売されたDunk Lowなどのように、いくつかのアイテムは時に想像を遥かに上回る投資利益率を叩き出すが、基本的に〈Supreme〉のアイテムは転売において平均以上の利益が見込める。その111万円の利益を10倍の1110万円にするには、売れ筋予想や価格高騰系に特化するといった転売戦略と辛抱強さも必要になってくるだろう。「Wealthsimple」は〈Supreme〉を商材とした転売である程度の利益を得たら、株式、債券、ヘッジファンドへの投資を推奨している。
ストリートから投資家を目指したいという方は、こちらから「Wealthsimple」のレポート全文をチェック。また、ひとつのビジネスとしてマーケットが確立した転売文化についても、自身の考えをSNSやブログでシェアし、仲間と意見交換をしてみてはいかがだろうか。
