Banksy が紛争の続くパレスチナ自治区の分離壁に描いた新アートワークをチェック
それとなくパレスチナ問題を風刺するアイロニックな芸術作品2つが突如出現
その正体に関する噂は数あれど、いまだ謎に包まれた存在である覆面アーティストのBanksy（バンクシー）。2017年9月にはロンドンにて開催されたJean-Michel Basquiat（ジャン＝ミシェル・バスキア）の個展会場近くに新たなアートワークを施して注目を集めたが、本稿では紛争の続くイスラエルとパレスチナ自治区を隔てる分離壁にBanksyが施した新作アートピース2つをご紹介。
パレスチナ自治区内のベツレヘム地区にBanksyが今年オープンさせた『The Walled Off Hotel』からほど近くの場所に描かれた2つの新作アートのうちの1つは、2人の天使が分離壁を力ずくでこじ開けようとする様子が描かれたもの。分離壁の切れ目を利用して描かれた同作品は、“パレスチナ人によるテロ行為の抑制”という大義の下にイスラエル国によって建てられた分離壁をBanksyらしく批判するものものとなっている。もう1つの作品はレタリングを扱った作品となっており、“Peace on Earth（平和な地球）”そしてその下に小さく“terms and conditions apply（ご利用には諸条件が適用されます）”の文字、そして宗教的な意味合いを持つベツレヘムの星が描かれたアイロニックな作品に仕上がっている。
ますはとにかくその2つの作品を上のフォトギャラリーからチェックしてみよう。その他『HYPEBEAST』がご紹介してきたアート関連ニュ―スも改めてご確認を。
