バンクシーがパレスチナ自治区内にオープンする『The Walled Off Hotel』の館内が公開
悲惨な紛争地域の問題を再考させる社会的なメッセージを含んだプロジェクト
謎の覆面アーティスト・Banksy(バンクシー)は、ベツレヘム(パレスチナ自治区内)地域に『The Walled Off Hotel』をオープンすることで、再び世界の視線を同国へと向けた。ユダヤ教/キリスト教/イスラム教の3つの宗教の聖地でもあるエルサレムから南へ約10kmの位置にあるゲストハウスを改装した同ホテルは、至るところに彼のアートワークや立体作品が展示されている。2017年3月20日(現地時間)にオープンを迎える本館は、ゲストルーム8部屋とドミトリー、プレジデンシャル・スイートが存在。また、“Dismaland”の時と同様、パレスチナ人アーティストのSami Musa(サミ・ムサ)やカナダ人アーティスト・Dominique Petrin(ドミニク・ペトリン)といった外部のアーティストたちも同プロジェクトへ参加し、各部屋のデザインを担当。そして、このホテルにはピアノバーや展示スペース、そして忌々しい過去を持つ分離壁の歴史を伝える空間も用意されているという。
Banksyはなぜ今、パレスチナにホテルをオープンするのだろうか。Banksyは過去に「2017年は、イギリスがパレスチナを占領統治化し、混乱と崩壊の引き金を引いてから100年を迎える。この原稿を書いている時点で、計画中のプロジェクトはないけどね」と綴っていた。しかし、Banksyとパレスチナの繋がりは今に始まったことではない。過去にも複数回この地域を訪れており、代表作“Flower Thrower”を残したのもここベツレヘムだ。
『The Walled Off Hotel』の宿泊料金は、一泊30ドルから。また、共有スペースは午前11時から午後7時半まで解放されているようだ。人々の目を改めて“パレスチナ問題”に向けさせるBansyらしい手法と社会的なメッセージが含まれたこのプロジェクト。『The Walled Off Hotel』の館内の様子を、上のフォトギャラリーからチェックしてみてほしい。


















