Nike x KAWS がニューヨークのバスケットボールコートをポップにリデザイン
アーティスト本人にショートインタビューを敢行





今回〈Nike(ナイキ)〉は現代アートの代表格として知られるアーティスト「KAWS(カウズ)」とタッグを組み、新キャンペーン”New York Made”をスタートした。「KAWS」のほかにニューヨーク市の公園部門とレクリエーション部門との共同プロジェクトとなっており、スタントンストリートに設置されているパブリックバスケットボールコートをアーティストが得意とする”XX”モチーフとエルモにインスパイアされたポップなデザインで仕上げた。彼はかつて”ホーム”と呼んでいた場所で機能的なコンテンポラリーアートを楽しんでもらいたかったという。そして我々『HYPEBEAST』は彼にインタビューを行い、このコートを手がける時のモチベーションやインスピレーション源を聞いてみた。
- なぜスタントンストリートコートを選んだのですか?
正直僕が選んだわけではないんだ。最初にNikeからニューヨーク市のパブリックコートをデザインしないかと話を持ちかけられ、場所を教えてもらった瞬間に興味が出たんだ。個人的に親しみのある場所だったし、普段から通る道でもあるんだ。
- 普段からスポーツはしますか?またはスポーツファンですか?そしてこのコラボレーションが始まったキッカケは?
僕はバスケットボールはしないんだけど、この話を聞いた時はすごく良いプロジェクトだと思ったよ。ロケーションも良かったしね。Nikeとのコラボは10年ぶりだったんだけど…すごく良い節目だとも思ったんだ。
- 今回コートに描いたイラストのインスピレーション源は?
今回描いたイラストは僕が現在個人的に手がけているアートワークと一貫しているんだ。僕がコラボレーションだったり、新しいプロジェクトをスタートする時は絶対にスタジオにあるペインティングと一貫させるようにしているんだよ。デザインは個性的でどこにもないものを描きつつもプレイヤーたちの目障りにならないような機能性のあるコートに仕上げたかったんだ。また与えられた範囲内で与えられた材料を扱って作業すること……
- コートのような大きなスペースに描くのは難しいですか?
いや、全然。僕は新しい挑戦が大好きなんだ。テキサスにある『Fort Worth Modern』で先日開催したエキシビションのために15 x 17 ftのペインティングを手がけたんだけど、その時とコートを手がけた時はほとんど同じプロセスだったよ。ただコートには特別な塗料を使わなくてはいけなかったけど。
- ニューヨークのロワーイーストサイドに何か思い出はありますか?
僕が始めてジャージーシティからマンハッタンに引っ越した時はロワーイーストサイドのスタントンとクリントンに住んでいたんだ。それから数年デランシーにも住んでいたからこのエリアにはとても親しみがあるんだ。人生のほとんどは東から西へとダウンタウンマンハッタンをスケートしていたよ。