Louis Vuitton の約30年にわたるメンズウェアのランウェイアーカイブを収録した書籍が登場
マーク・ジェイコブスからファレル・ウィリアムスまで、5人のクリエイティブ・ディレクターによる50以上のコレクションを一挙に紹介
イギリスの出版社「Thames & Hudson(テムズ・アンド・ハドソン)」が、人気ビジュアルブック『CATWALK』シリーズのメンズウェア編を刊行する。その第1弾として、〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉のメンズコレクションに焦点を当てた全632ページのハードカバー書籍『Louis Vuitton Menswear CATWALK』が、がリリースされる。
マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)がメンズウェアのクリエイティブディレクターに就任した時代から、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が指揮を執る現在に至るまで、約30年わたる〈Louis Vuitton〉のメンズコレクションの歩みを貴重なランウェイ写真とともに振り返る1冊となっている。
さらに本書には、50以上のコレクションから厳選された1,200枚以上のランウェイ写真を収録。各シーズンを象徴するアクセサリーやディテールのクローズアップ、ショーのセットデザインに加え、数々のルックを掲載している。
サイズは277×190mmで、単なるビジュアルブックにとどまらず、メゾンのメンズウェアの歴史を紐解く資料としても楽しめる内容だ。
掲載内容は、〈Louis Vuitton〉初の単独メンズショーが開催された2001年1月から時系列で構成され、英語版とフランス語版の2種類が展開される。
今回編集を手がけたのは、アンダース・クリスチャン・マドセン(Anders Christian Madsen)。序文や各デザイナーのプロフィールに加え、すべてのコレクションに添えられる解説も執筆している。マドセンは、メンズウェアの歴史をメゾン創業の1854年にまで遡り、当時のトランクに象徴される「移動」という概念と結びつけて考察。〈Louis Vuitton〉が一貫して旅する人々のためにデザインを手がけてきたこと、そして同メゾンのメンズウェアが国境を越えて共有されるスタイルコードを反映していることを論じている。
本書では、マーク・ジェイコブス、ポール・ヘルバース(Paul Helbers)、キム・ジョーンズ(Kim Jones)、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)の5人のデザイナーが手がけたメンズウェアの歩みを通じて、〈Louis Vuitton〉のクリエイティブな変遷を辿ることができる。
彼らがそれぞれ指揮を執った時代は、ストリートウェアの歴史とも深く結びついている。ポール・ヘルバースは、マーク・ジェイコブスからキム・ジョーンズへと移行する時期にメンズスタジオを率いた。その後、2011年から2018年まで続いたキム・ジョーンズの時代には、『Hypebeast』のアーカイブにおいても特に大きな反響を呼んだ、2017年秋冬シーズンの〈Supreme(シュプリーム)〉とのコラボレーションが実現した。
2018年にはヴァージル・アブローがメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任。パリの『パレ・ロワイヤル』で開催された2019年春夏コレクションでデビューを飾り、ランウェイショーを彩るレインボーカラーが大きな注目を集めた。その後、2021年の彼の逝去を経て、2023年にファレル・ウィリアムスが就任。パリの『ポン・ヌフ』でデビューショーを開催した。
現在メンズ・クリエイティブ・ディレクターを務めるファレル・ウィリアムスは、本書の中で自身のデザイン哲学について次のように語っている。「ここのコードは非常にシンプルで、上品で、着やすく、よく作られていることだ。私はファッションに合わせてデザインしているのではなく、スタンダードをデザインしている」。さらに、メゾンが一過性の強い主張を持つアイテムよりも、細部に宿る美しさに目を向ける人々のためのクラフトマンシップを重視していると付け加えている。
『Louis Vuitton Menswear CATWALK』は、2026年11月5日(火)より〈Louis Vuitton〉の店舗および世界中の書店で発売される。


