WATCHES & WONDERS GENEVAとは!?──機械式時計ヘッズになるための薀蓄コラム
毎年春が近づくと世界中の時計関係のリテーラーやジャーナリストがソワソワし始める。スイスで「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ」が開かれるからだ
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そもそもWATCHES AND WONDERSとは?
時計好きなら名前を聞いたことがあるかもしれない。「WATCHES AND WONDERS GENEVA(ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ)」は、有名時計ブランドがこぞって出展する、世界最大の新作時計展のこと。2024年も例年通りジュネーブの大型展示場パレクスポにて、4月9日から4月15日まで開催され、〈Rolex(ロレックス)〉や〈Patek Philippe(パテック フィリップ)〉、〈IWC(アイ・ダブリュー・シー)〉や〈Grand Seiko(グランドセイコー)〉などなど、50を越えるブランドの新作が展示されている。
昔はバーゼルフェアとジュネーブサロン
ちなみにスイスで行われる大型時計展示会は、かつては世界で最も歴史があり、規模的にも最大だった「バーゼルワールド」と、そこから独立したリシュモングループ傘下のブランド(カルティエ、ジャガー・ルクルト、IWC、A.ランゲ&ゾーネなど)が中心に行っていた「SIHH(ジュネーブサロン)」のふたつがあった。そのうちバーゼルワールドのほうは近年になって運営上の様々な問題が表面化。撤退を表明するブランドが相次ぎ、新型コロナウィルス感染の拡大の影響もあり、2020年に事実上消滅してしまった。そこで同展示会に出展していたブランド(ロレックスやパテック フィリップ、LVMHグループに属するブランドなど)が合流する形で、かつてのSIHHが「WATCHES AND WONDERS GENEVA」へと大きく発展したのだ。
一年でいちばん、時計話が盛り上がる
パンデミックの渦中ということで初回の2020年と2021年はウェブのみの開催だったが、22年以降はリアル開催に。以降参加ブランドは年々増加の一途で盛り上がりをみせている。ここで発表された新作時計のうち、とくに今後の時計トレンドを左右するようなモデルについては、『Hypebeast』でも折に触れて紹介していくつもりなので、機械式時計ヘッズは乞うご期待だ。