ノートリアス・B.I.G. の半生を息子視点で描くドキュメンタリー映画の制作が開始か
実の息子 C.J.ウォレスがノートリアス・B.I.G.の人生を辿る
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「TIME Studios(タイム・スタジオ)」が、ノートリアス・B.I.G.(The Notorious B.I.G.)の半生を息子のC.J.ウォレス(C.J. Wallace)視点で描くドキュメンタリー映画『Understanding Christopher Wallace(原題)』を制作予定であることが明らかとなった。
『The Hoolywood Reporter』によると、このドキュメンタリー作品は、“史上最高のラッパーの1人の知られざる人生を、彼のことを全くと言っていいほど知らなかった息子の視点から親密に描いたもの”。ノートリアス・B.I.G.が射殺された時、まだ生後5カ月だったC.J.ウォレスの過ごす2020年代と、ノートリアス・B.I.G.が幼少期を過ごした1980年代を行き来しながら、ノートリアス・B.I.G.のアイデンティティや遺産、そして彼の父性を探求するストーリーとなっている。
C.J.ウォレスは、「ここ数年、私は自分の人生の旅が、史上最高のラッパーとしてのイメージから外れた(ノートリアス・B.I.G.の本名である)クリストファー・ジョージ・レイトア・ウォレス(Christopher George Latore Wallace)というの人物を理解することにつながっていると気が付きました」と語り、「私は、彼が行きた世界、そして彼がアメリカと黒人の歴史に与えた多大な影響を完全に理解する旅の途中です。そうすることで、私は彼の希望と夢を確実に尊重し、ウォレス家の未来の世代のために自分自身の遺産を築き、創造することができます」と付け加えている。
2016年公開の映画『バリー』で監督を務めたヴィクラム・ガンディ(Vikram Gandhi)がメガホンを取る他、C.J.ウォレスの母親であるリル・キム(Lil’ Kim)をはじめ、ジェイダキス(Jadakiss)、リル・シーズ(Lil Cease)らが出演する。ガンディ監督は今回の作品に関して、「父親を理解し、ノートリアス・B.I.G.というペルソナの背後にいる男、クリストファー・ウォレスについて、より深く決定的な映画を制作するというC.J.ウォレスの個人的な軌跡を記録することができて光栄だ」と述べた。映画の詳細に関しては、公式トレーラーの配信を待とう。