AirPods で脳波などの生体信号が測定可能に？
筐体やイヤーチップの表面に多数の電極が装着された図を特許出願
「米国特許商標庁（USPTO）」は、「Apple（アップル）」が出願していたAirPodsで脳波（EEG：Electroencephalography）、筋電図（EMG：Electromyography）、眼電図（EOG：Electrooculography）を測定可能にする特許を公開した。
「Apple」は、脳波を中心に節電図、眼電図、心電図、ガルバニック皮膚反応、容積脈波などを測定可能にするべく、AirPodsの筐体やイヤーチップの表面に多数の電極が装着された図を特許として出願。また、有線ヘッドセットの左右に設置するなど、その他の電極の形状も複数検討されている。ちなみに、脳波を測定したい場合、ユーザーは指でAirPods本体をタップする必要があるようだ。
通常、22個の電極を頭全体に取り付けて行われる脳波検査。本技術が実現すれば、脳波の測定はより身近に行うことができるようになる上、深部体温測定などの医療・ヘルスケア領域はもちろん、解明された脳の仕組みを用いたテクノロジーの進展など、さまざまな方面での活用が期待される。
