Born x Raised の共同創業者 スパントが死去
複数のメディアが報じたものの死因については不明(UPDATE:〈Born x Raised〉が公式声明を発表)

UPDATE(2023/6/29):複数のメディアの報道を受け、〈Born x Raised〉は本件に関する公式声明を発表した。同ブランドの公式『Instagram』を通して公開された内容によると、スパントは6月25日(現地時間)にニューメキシコ州アルバカーキで交通事故に遭い、そのまま病院へ搬送されたものの、3日後の28日7:56に息を引き取ったという。享年42歳。訃報から数時間経った現在も、スパントへの哀悼のメッセージをSNS上にアップする人々が後を絶たない。
ORIGINAL(2023/6/28):アメリカ・ロサンゼルスを拠点とするブランド〈Born x Raised(ボーン X レイズド)〉の共同創業者 “スパント(Spanto)”ことクリス・プリントアップ(Chris Printup)が、逝去したことが明らかになった。彼の死因は現時点で確認できていないが、複数のメディアが今週の火曜日に亡くなったと報道。ブランド側は本件に関して未だ公式声明を発表していないものの、スパントの訃報が報じられて以降、多くのクリエーターや友人たちがSNSを通して彼に哀悼の言葉を捧げている。
ホームレスの父親と精神病を患う母親の間に生まれたスパントは、カリフォルニア州ヴェニスという犯罪が日常的に横行する環境下で育ち、幼少期より少年院への入退所を繰り返す生活を送っていたという。ギャングのようなライフスタイルから抜け出すため、友人の“2トーン(2Tone)”ことアレックス・エルドマン(Alex Erdmann)と共に〈Born x Raised〉を2013年に設立。同ブランドは米西海岸に根付くパンクやヒップホップ、スケートボードなどのカルチャーを軸に、独自のスタイルを確立し、瞬く間にブレイク。これまでNBAロサンゼルス・レイカーズやMLBロサンゼルス・ドジャースといった現地のビッグ・フランチャイズのほか、〈New Era®︎(ニューエラ)〉や〈Nike(ナイキ)〉〈Levi’s®(リーバイス®)〉といったブランドとのコラボレーションを実現している。
昨年12月、スパントは〈Born x Raised〉の『Instagram』に長文のメッセージを投稿。彼は2013年に末期がんと診断されており、2018年に病から解放されたことを告白した。該当の投稿には、家族や友人、ブランドに関わってきた関係者たちへの感謝が綴られている。
『Hypebeast』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。