ヒューマノイドロボット Sophia が製作した自画像 NFT が約9千万円で落札
デジタルペインティングによって進化させる様子を12秒間のMP4ファイルで表現

香港に拠点を置く「Hanson Robotics(ハンソン・ロボティクス)」社の製品である人型ロボット Sofia(ソフィア)は、彼女が関わった一連のデジタルアート作品をNFTとしてオークションに出品し、688,888ドル(約9千万円)で落札された。これは人間と高度AI人型ロボットによる初のNFTアートコラボレーションの販売作品となる。
2016年に発表されて以来、メディアのインタビューでウィットに富んだ発言をすることで知られるSofiaは、ブロックチェーンの金融支援企業「Eterna Capital(エテルナ・キャピタル)」のパートナーでもあるイタリアのデジタルアーティスト Andrea Bonaceto(アンドレア・ボナチェート)と共同でアートワークを制作している。
“Sophia Instantiation”と名付けられたこのデジタル作品は、そのBonacetoのポートレートをSophiaがデジタルペインティングによって進化させる様子が12秒間のMP4ファイルで表現されており、加えて彼女が自画像のプリントに描いたフィジカルアート作品を添えている。
Sophiaの生みの親であるDavid Hanson(デビッド・ハンソン)氏は「オークションの最後に入札合戦が繰り広げられたので、そのスピードと価格の上昇に驚きました。それは本当に爽快で、見事でした」と語った。