Disney 傘下の動画配信サービスの会員数が Netflix に迫る勢いで増加
「Disney+」の会員数は2022年第2四半期で約800万人増加と発表

米大手エンターテイメント企業「The Walt Disney Company(ウォルト ディズニー カンパニー)」は5月11日(現地時間)に2022年第2四半期(1〜3月期)の決算を発表し、同社の展開する動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の会員数が1億3,770万人と発表。会員数は昨年12月末と比べて約800万人ほど増加し、同サービスが現在好調であることを証明した。
これは動画配信サービスにおいて長らくトップに君臨してきた『Netflix(ネットフリックス)』の会員数が今年1月から3月の間に約20万人減少し、過去10年で初めて減少に転じたニュースと対照的な結果となった。今回の「Disney」の発表は市場予測を大きく上回り、この結果を受けて同社の株は時間外取引で一時4.5%上昇することに。
『Netflix』の会員数は2022年3月時点で2億2,164万人と報告されており、現在も減少傾向にある。一方、今回の「Disney」の決算によると同社の傘下にある「Hulu(フールー)」や「ESPN+(イーエスピーエヌ・プラス)」といった動画配信サービスも多くの会員数を獲得しており、「Disney+」とあわせると約2億560万人。現在の傾向を踏まえると、今後「Disney」傘下のサービス全体の会員数が『Netflix』を上回る可能性は高い。次回の決算発表まで、その動向を注視しておこう。