Tiffany & Co. の手掛ける NFL スーバーボウルの優勝トロフィーが公開
「第1回スーパーボウル」からトロフィー制作を続ける〈Tiffany & Co.〉が今年も担当
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2月13日(現地時間)、アメリカ・カリフォルニア州イングルウッドで開催された「第56回 NFLスーパーボウル」にて、ロサンゼルス・ラムズが22年ぶり2度目の優勝とスポーツ競技界で最も注目を集めるトロフィーとしても名高い〈Tiffany & Co.(ティファニー)〉による“ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー”を勝ち取った。
1967年の「第1回スーパーボウル」から優勝トロフィーの制作を担当し、今年で55年目を迎える〈Tiffany & Co.〉。重さ約3.2kg x 高さ約56cmを誇るスターリングシルバー製のこのトロフィーは、デビューから3年後となる1970年、グリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチとしてチームを同大会の第1、2回の優勝に導いた故Vince Lombardi(ヴィンス・ロンバルディ)監督を称えて現在の名称で呼ばれるようになったという。
ロードアイランド州にあるホローウェア工房では、“ティファニーメーカー”と呼ばれる熟練の職人たちが4ヶ月もの月日をかけ、スピニングから銀細工、彫金浮き彫り、手作業によるエングレーピング、研磨作業まで、伝統的なテクニックと最先端技術を融合させてこのトロフィーを作り上げている。なお、トロフィーデザインは、1966年に元ヴァイスプレジデントであるOscar Riedener(オスカー・リーデナー)が、当時のNFLコミッショナーであったPete Rozelle(ピート・ロゼール)と会談した際にナプキンに描いたスケッチ画をベースとしており、キックポジションに配置されたレギュラーサイズのフットボールを表現しているとのこと。