adidas が Balenciaga とのパートナーシップを見直し中?
現在一部の商品の予約注文を受け付けていない模様
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今年10月、2023年夏コレクションのランウェイに登場したKanye West(カニエ・ウェスト)改めYe(イェ)を彼の差別的な言動を受けて関係を解消した直後、〈adidas(アディダス)〉とタッグを組んだ2023年春夏コレクションのキャンペーンビジュアルが炎上するなど、ここのところ波乱続きの〈Balenciaga(バレンシアガ)〉。先のキャンペーンについては、同社CEOのCedric Charbit(セドリック・シャルビ)とブランドのアーティスティック・ディレクターを務めるDemna(デムナ)が謝罪を表明したものの、一連の対応について未だ批判の声もある。そんな中、〈adidas〉が現在〈Balenciaga〉とのパートナーシップを見直していることが明らかになった。
『Sneaker Freaker』の報道によると、現在“Balenciaga / adidas”コレクションはいくつかの商品は既に販売されているものの、一部の商品の予約注文を受け付けていないという。先日シンガポール在住の顧客に〈adidas〉から届いたカスタマーサービスメールには、「Balenciagaとのパートナーシップを再評価する時間を取り、追って通知があるまですべての商品の発売を一時停止することにしました」と記載されている。実際、この顧客は注文していた同コレクションのTriple-Sは無事に届いたが、予約しているStan Smithに関しては「出荷が遅れています。(以前送った)追跡番号の記載されたメールは無視してください」といった内容の通知があったとのこと。
なお、日本の〈Balenciaga〉の公式サイトを見ると、本稿執筆時点では“Balenciaga / adidas”のアイテムは販売中だ。一方の〈adidas〉のサイトでは、同コレクションのアイテムは確認できていない。先述の処置は地域限定の場合もあるが、今後の両社の対応を注視しておこう。