TAG Heuer から Autavia 誕生60周年を記念した3つの新作モデルが登場
ブランドの伝統に敬意を表したスペシャルなタイムピースが誕生
スイスの高級時計ブランド〈TAG Heuer(タグ・ホイヤー)〉が、2022年に誕生60周年を迎えるAutavia(オータヴィア)に敬意を表し、3つの新作モデルを発表。本コレクションにはコンプリケーションと2つの新しいクロノグラフが搭載され、自社製キャリバー ホイヤー02 COSCフライバックを今回初めて採用。また、キャリバー7は、Autaviaでは初となる新しい3針GMTに対応している。
今から60年前の1962年、〈TAG Heuer〉の創業者 Edward Heuer(エドワード・ホイヤー)の曾孫 Jack Heuer(ジャック・ホイヤー)が主導して発表した最初の製品であるウォッチコレクション Autaviaは、ブランドの歴史を支えていた2つの柱、“AUTomobile(自動車)”と“AVIAtion(航空)”を組み合わせて名付けられた。当初は、1933年から自動車や航空機のダッシュボードタイマーに使用されていたが、〈TAG Heuer〉の腕時計分野への関心が高まるにつれ、Autaviaの名前はウォッチでも使用されるようになる。
新たに搭載された自社製キャリバー ホイヤー02 COSCフライバック ムーブメントにより、〈TAG Heuer〉は過去の歴史をさらに魅力的に伝承。フライバックは実装が難しいため、クロノグラフではあまり見られない機能だが、クロノグラフを停止させることなく、針をリセットして新たな計測を開始できることから、レース場でのラップ記録など、プレッシャーのかかる状況で貴重な時間を節約できる。この2つのフライバック クロノグラフの発売は、ブランドの豊かな歴史へのさらなるオマージュでもある。1960年代後半、ドイツ連邦軍からのある注文に最も深く関わっていたのが〈TAG Heuer〉だった。コレクターの間で現在も高い人気を誇る1550 SGモデルは、ドイツ空軍のフライバック クロノグラフとして特別に製作されたもので、パイロットたちの特別な要求に応え、その使いやすさと信頼性が高く評価された。
今回発表されたモデルは、一目でそれとわかる特徴的なクロノグラフプッシャーと大きなリューズを備えており、どちらも〈TAG Heuer〉の歴史的なダッシュボードタイマーからインスピレーションを得ている。また、歴史的なAutaviaコレクションの73663から着想を得て、アワーマーカーと針にスーパールミノバを施し、素早くはっきりと読み取れる視認性を実現。さらに、大きな発光アラビア数字のダイヤルバリエーションも使用されている。AutaviaのDNAを受け継ぐはっきりとした特徴のひとつである双方向回転ベゼルとフロントとバックのサファイアクリスタルによって、耐久性と実用性を強化。2つのクロノグラフモデルのうち、1つは1960年代に極めて限定的に生産された希少なパンダダイヤルへのオマージュで、シルバーダイヤルとポリッシュ仕上げのスティールケースを採用。もう1つのAutavia フライバック モデルは、ブラックダイヤルとDLCコーティングされたケースを搭載し、過去のミリタリーモデルとの直接的なつながりを打ち出している。
3つ目のモデルには、「COSC(スイスクロノメーター検定協会)」認定のキャリバー7を搭載。まったく新しい3針 GMT Autaviaは、コレクション初のコンプリケーションであり、陸路や空路での旅を愛する人々のための完璧な構成となっている。鮮やかなブルーサンレイ加工ダイヤル、壮麗なブルーとブラックのセラミックベゼル、ポリッシュ仕上げのスティールケース、そしてスーパールミノバの視認性を備えた数字と針によって、高いデザイン性を実現。本モデルにはスティールブレスレットまたはアリゲーターストラップに、ダブルプッシュボタン付き折りたたみ式クラスプが取り付けらている。また、簡単にストラップ交換が可能なため、別売りのストラップを好みで付け替えることが可能に。過去から得たインスピレーションと現代的なデザインを融合し、時計愛好家に最適なタイムピースとなっている。
〈TAG Heuer〉Autaviaの2022年最新コレクションは、現在同ブランドの公式オンラインストアや直営店、正規取扱店などで販売中。価格はキャリバー ホイヤー02 COSC フライバック搭載のCBE511B.FC8279が74万8,000円、同じくCBE511C.FC8280が82万5,000円、キャリバー 7 COSC GMT搭載のWBE511A.BA0650が49万5,000円(全て税込)となる。