Kanye West が YEEZY の偽物サンダルの販売先となった大手スーパーチェーン Walmart を提訴
4月にもロゴ問題で揉めた両者に新たな争いが勃発

4月、Kanye West(カニエ・ウェスト)と〈adidas(アディダス)〉による〈YEEZY(イージー)〉の新ロゴが自社の商標に酷似しているとして「USPTO(米国特許商標庁)」に異議申し立てを行った大手スーパーマーケットチェーン『Walmart(ウォルマート)』。アメリカのニュースサイト『TMZ』によると、今度はKanye Westが『Walmart』を相手取り、〈adidas + KANYE WEST(アディダス + カニエ・ウェスト)〉のサンダルに酷似したプロダクトを販売していたと新たに提訴しているという。
問題となったサンダルは、流線型のフォルムが特徴的なFoam Runner。2020年6月に〈YEEZY〉の公式オンラインストアでゲリラ的にリリースし、瞬く間に完売した人気アイテムだ。そんなFoam Runnerのそっくりサンダルが、同社の公式オンラインストアでFoam Runnerの約1/3以下の値段である23.99〜24.49ドルで販売されており(現在は販売停止)、Kanyeは「(Foam Runnerで得たであろう)売り上げの損失は数億ドルにのぼる」と主張している。
『Walmart』は訴訟に関する公式な声明文で「言及されている製品は、Walmartではなくサードパーティーの販売者によって売られていました。私たちはこのような主張を真剣に受け止め、検討しています。苦情が出された後、必要に応じて法廷で対応します」と発表した。両者の争いがどこまで続くのか、引き続き注視が必要そうだ。