UPDATE:リヴァプールが1892年創設のクラブ史上初のリーグ戦ホーム5連敗を記録
今年1月まで本拠地『Anfield』で約4年にわたり無敗を貫いてきたのが嘘のような歴史的大不振(UPDATE:不名誉なクラブレコードを6連敗に更新)
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UPDATE(2021/3/8):3月8日(現地時間)、リヴァプールは降格圏にいる格下フラムにも本拠地『Anfield』で敗北を喫し、リーグ戦ホーム6連敗を記録。再び不名誉なクラブレコードを更新することとなってしまった。前線の決定力不足や負傷者続出など、泥沼に陥った昨シーズンの覇者は一体いつ輝きを取り戻すことができるのだろうか……。
ORIGINAL(2021/3/5):2015-16シーズンから勢いを取り戻し、昨シーズンは圧倒的な強さでクラブ史上初めてイングランド・プレミアリーグを制したリヴァプール 。しかし、栄枯盛衰は世の習いとはよく言うものの、今シーズンのリヴァプールの凋落ぶりを誰が予想できただろうか。
リヴァプールは本拠地『Anfield(アンフィールド)』で無類の強さを誇り、2017年4月から2021年1月のバーンリー戦まで約4年にわたり無敗を貫いてきた。だがこのバーンリー戦は1975年以来となる『Anfield』での敗戦であり、この一戦を皮切りに、2月には同じくリヴァプールをホームタウンとするエヴァートン相手にも22年ぶりに『Anfield』での敗戦を記録。この時点で1923年以来となる約1世紀ぶりのリーグ戦ホーム4連敗となっていたのだが、3月4日(現地時間)にもチェルシーに敗れたことでリーグ戦ホーム5連敗に。これは1892年創設のクラブ史上初の屈辱的な出来事であり、前年度のプレミアリーグ王者がホームで5連敗するのも初めて。ちなみに5連敗中は1ゴール9失点と攻撃陣、守備陣共に不調で、リーグ順位は暫定7位に沈んでしまった。
一方、リヴァプールの顔に泥を塗ったチェルシーは絶好調。1月26日(現地時間)にThomas Tuchel(トーマス・トゥヘル)が新監督に就任して以降、公式戦10試合負けなしで、その間の失点はわずか2ゴール。うち1ゴールはオウンゴールで、純粋な失点は1ゴールのみ。そしてこの唯一の失点が、2月にリヴァプールからサウサンプトンへと半ば放出気味に電撃移籍した南野拓実によるものというのが、なんとも皮肉である。