チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は2022年に解雇されるのが既定路線?

17年間で2年以上指揮を執った監督はわずか3人のクラブで生き残れるのか……

スポーツ
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1月25日付(現地時間)でクラブのレジェンドであり監督のFrank Lampard(フランク・ランパード)を解任したイングランド・プレミアリーグチェルシー。2億2000万ポンド(約308億円)以上を注ぎ込んで獲得した選手たちを抱えながら直近のリーグ9試合で2勝しかあげられず、8位と振るわないことからロシア人大富豪のオーナー Roman Abramovich(ロマン・アブラモビッチ)に鉈を振るわれてしまったわけだが、ある程度フットボールに明るい方であれば驚くことはなかっただろう。

というのもAbramovichは2003年にチェルシーを買収して以降、約17年間で暫定監督を含めると16人もの指揮官を就任させており、その中で2年以上指揮を執らせたのはわずか3人で、6人の監督には1年未満で見切りをつけるという世界屈指の“解任屋”として知られているのだ。イングランド紙『The Sun(ザ・サン)』によると、これは1人あたり平均72試合で解任している計算となり、Lampardは84試合目で“解任屋”の我慢の限界を迎えてしまった。

この数々の前例を踏まえて同紙は、1月26日に新監督に就任したばかりのThomas Tuchel(トーマス・トゥヘル)に対し、早くも2022年5月に解任されるという非情な予想を発表。昨年まで率いていたパリ・サンジェルマン(PSG)では欧州No. 1クラブにあと一歩のところまで迫っていただけに、チェルシーでもその手腕を発揮してJosé Mourinho(ジョゼ・モウリーニョ)が持つ最長記録321試合を越してほしいが、Tuchelが結果を出すのが先か、“解任屋”が堪忍袋の尾を切るのが先か、見ものである。

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