1980年代に一世を風靡した Amiga 500 の復刻版が2022年にリリース

英国を拠点に数々のゲーム機器を制作する「Retro Games（レトロ ゲームス）」から、1980年代後半から1990年代初頭にかけて一世を風靡した伝説のパソコン Amiga 500（アミーガ 500）を復刻したオリジナルプロダクト THEA500 Miniが2020年3月にリリースされる。

Amigaシリーズは、1954〜1994年まで存在したアメリカの電子機器メーカー「Commodore（コモドール）」が展開していたパソコンブランド。同社は1977年に史上初のオールインワンパソコンであるPET 2001を生み出し、その後の1982年に発売した8ビットパソコン Commodore64では生産が終了する1994年までに1,700万台という驚異的な販売台数を記録するなど、ホームコンピュータ黎明期より歴史的なハードの製造/販売を行った。Amigaシリーズの初代モデルであるAmiga 1000は1985年に発売され、当時としては画期的なカラー表示のウィンドウシステムを搭載しており、映像製作者やアーティスト、ゲーマーなどに熱狂的に受け入れられることに。その廉価版として1987年に登場したAmiga 500は、欧州のゲーマーを中心にゲームコンソールとして大ヒットし、さまざまなゲームもリリースされた。

今回リリースされるTHEA500 Miniは、オリジナルのAmiga 500に備えられていたキーボードと、グラフィックチップセット Advanced Graphics Architecture、720pのHDディスプレイが搭載されており、さらに2ボタンマウスとコントローラも付属しているという。また、『エイリアンブリード』『カオスエンジン』『バトルチェス』といった懐かしのゲームがプレイできるほか、USB経由でオリジナルゲームも楽しめるようだ。

往年のゲームファンにとっては懐かしい、若い世代にとっては新鮮なTHEA500 Miniは、2022年3月25日（現地時間）にリリース予定。価格は140ドルとなる。詳細については、「Retro Games」の公式サイトでご確認を。